31回講習会 2017/03/10

公益財団法人 全日本空手道連盟の講師の指導による第31回目の講習会が3月4日(土)本部直轄代官山道場にて実施された。
15:00からは今回より糸東流の形(型)講習が始まり、坂梨孝美先生が指導、関根寛和先生が指導補佐にあたった。「形の基本は立ち方」という坂梨先生の指導の下、形に出てくる様々な種類の立ち方によって前後左右に移動する稽古を行い、続いてその立ち方をベースにした基本形・平安二段を関根先生が披露した。
続いて本格的に形の稽古となり、糸東流の第一指定形であるバッサイダイ、セイエンチンの講習が行われた。その中で坂梨先生からは「回転する際に松濤館流はカカトを軸にすると習ったと思いますが、糸東流は上足底を軸に回転します」「糸東流の交差立ちは前足の膝の後ろに後ろ足の膝を付けます」等の注意があった。講習の最後に先生は「形は動きの中で正しい立ち方が出来ているかどうかが重要。スピードや緩急は稽古していく中で自分なりに磨いていきますが、その基本となるのは立ち方です。その基本をしっかり覚えるためにも最初に行った様々な種類の立ち方で移動する稽古は大事になってきます」と解説されて、第1回目の講習会を終えた。
16:00からの組手講習は土佐誉樹彦先生の指導の下、最初から試合形式の組手が行われ、その際に審判の講習も実施し、どういった技が有効か、また反則になるのかを審判の目からも学んでいこうということで主審は土佐先生、講習会に参加している支部長が4名の副審を務めた。組手の中で全空連ルールの細かい注意点やポイントの取り方など、土佐先生から説明があり、特に「組手では相手に攻撃を当てさせず、自分の技を正確に当てることが大事です。構えも正面向きだと的が大きくなるので、なるべく半身に構えたほうが相手は攻撃を当てにくくなり、自分が前に出るスピードも速くなります。極真の組手でも同じだと思いますが、重要なのは相手との間合いを意識すること。慣れてきたら、一発の攻撃だけではなく連携技や攻撃を出した後に引き手をしっかり引いて残心を意識して下さい」との指導があった。最後は土佐先生も含めた連続組手の稽古が行われてこの日の講習会は終了した。

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3月19日(日)キッズ空手無料体験会

 

極真会館総本部道場 澤村勇太 

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