2月10日(金)~12日(日)埼玉県入間郡越生町にて、4月16日(日)に東京体育館で開催される『2017第6回全世界ウェイト制空手道選手権大会』に向けた日本代表選手強化合宿が実施された。今回の合宿には4階級の日本代表選手8名と全国強化選手、木山仁監督、田中健太郎・赤石誠副監督、各コーチなど約40名が参加して、2泊3日の厳しい稽古に臨んだ。
まず初日は13時より17時まで上段への蹴りから残心、あるいは押し・捌き・足掛けなど昨年より改定されたI.K.O.ルールに則ったテクニックを主体に稽古が行われ、夜は各階級に出場する外国人選手の試合映像を見て対策を練った。2日目は朝9時よりフィジカルトレーニング、13時から17時まで組手中心の稽古、夜は各選手と指導担当のコーチ陣が個々にミーティングを行って技術面の向上方法や今後の稽古の方向性などが話し合われた。そして最終日は朝9時から14時まで、試合を想定した組手やスタミナ強化を目的としたビッグミットなどのメニューに取り組み、最後は屋外の階段と坂道ダッシュで3日間の仕上げを行った。
指導にあたった木山監督は「2泊3日という限られた時間でしたが、代表選手たちのモチベーションが高く、本番での成果が期待できる充実した合宿でした。世界ウェイト制大会の4階級制覇は、私が第4回大会の前に日本代表監督に就任して以降の悲願です。オリンピック参加で空手が一般の方々にも注目されている中で、日本選手がルール改定に適応した高度な技術と従来の極真空手の長所を融合させた試合を展開し、日本が再び世界の空手をリードしていくという覚悟を持って大会に臨みたいと思います」と決意を語った。