公益財団法人 全日本空手道連盟の講師の指導による第20回目の講習会が11月26日(土)に実施されました。
15:00からの松濤館流の林田至史(ちかし)先生の形(型)クラスは、まず軽い準備運動の後に前屈立ちから追い突き、2連突き、3連突きを行った。林田先生からは「押すような突きにならない、体を上下させない。拳と引き手と腰を意識し、体の軸を中心に帯が横に回転するように突くこと。弓矢やピストルの弾のようなイメージで初動から速く動くようにしてください」と注意があった。
小休止を挟み、前回の講習会で指導された慈恩(じおん)の前半部分の復習を行い、その後に中盤部分までの指導があり、慈恩の中に出てくる卍受け、上段受け、鉤突きなど部分部分の細かい指導があった。林田先生からは「受けや突きなど、それぞれ技の意味を考えながら行うことが大切。手順だけ覚えてやると技が雑になってしまいます」との指摘があった。最後に観空大の全体を通した稽古をしてこの日は終了した。
16:00からの横道正明先生の組手講習は、3人一組で一人がチューブを腹部に巻いて前に立つ相手に突きを繰り出す稽古が行われた。この稽古ではまず追い突きから始まり、刻み突き、逆構えの刻み突き、刻み逆突き、逆構えの刻み逆突きが行われた。横道先生は「チューブを引っ張るのではなく、出る瞬間のスピードを意識すること。また肩を回して力を入れるのではなく、肘を締めて飛ばすように真っ直ぐに伸ばし、突いたら必ず引いて素早く構えを戻す」と説明があった。
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