公益財団法人 全日本空手道連盟の講師の指導による第43回目の講習会が6月10日(土)本部直轄代官山道場にて実施された。
15:00からの形(型)講習では糸東流の関根寛和先生の指導で進められ、最初にセイエンチンを全員で2回行い、次に2人組でセイエンチンの形の分解の指導があった。
その後、鏡に向かってセイエンチンの手順に則って、立ち方や動作、手の位置や高さなどを細かく解説しながら行う稽古に移り、関根先生からは「最初の四股立ちは足腰の鍛錬を兼ねています。相手の足払いなどで崩されないように重心を低くして素早く移動すること」との説明があった。最後に「形を一人で稽古する時は、鏡を見ながら自分の動作や立ち方をチェックしながら行うようにして下さい」と話されてこの日の形講習を終えた。
16:00からの組手講習は土佐誉樹彦先生の指導で、今回は土佐先生の道場の生徒が講習会に参加して最初に模範試合を披露した。続いて土佐先生の道場生と講習生で2人組になり、打ち込みや軽い組手稽古が行われ、土佐先生は「同じ空手でもルールが違えば野球とサッカーくらいの違いがあります。まっすぐ攻めてくる相手に対する反応や、連続して攻撃を仕掛けてくる相手に対する反応を意識して下さい」との話があり、最後は1ポイント先制の試合形式の組手を行い、この日の講習会は終了した。
次回の講習会は6月17日(土)に行われる予定である。