命日 2014/04/26

本日4月26日は大山倍達総裁の命日であります。20年前の1994年‥  突然の訃報に驚いた記憶があります。

あの日は運転免許の試験を受けに千葉県の幕張にある免許センターに行く日でした。朝起きて新聞を見ると、そこには総裁の訃報を告げる記事が顔写真入りで掲載されていました。テレビのニュースでも取り上げられていました。

当時10代だった自分はもちろんショックを受けてはいましたが、大会会場で遠くからそのお姿を拝見するだけの、本当に雲の上の存在の総裁の訃報に悲しみはありましたがあまり現実味がない、というのが正直なところでした。

免許の試験を終え一緒に来た免停の講習を受けている山仲君を待つ間、近くの海辺に行きぼんやりと海を見ながら亡くなった総裁の事を考えたりしていました。

大会会場で遠くから見るだけの総裁でしたが、1度だけ近距離で拝見する機会がありました。当時の全日本チャンピオンが世界大会を前に100人組手をやる、ということで、高校生だった自分は思い切って池袋の総本部に行ってみました!

メディア8という会社から出ている極真のビデオを買って毎日のように見ていました。そこに出てくる、公園の横にある総本部道場。ビデオで見たままの総本部に感激しながら着くと、同じように100人組手を一目見たい、と集まった人たちがいました。内弟子らしき人に通行人の邪魔にならないよう並ばされる自分達。すると2階の道場の窓から憧れの松井章圭  現極真会館館長が顔を出され内弟子らしき人に何かを言っている。しばらくすると外で並ぶ野次馬軍団の自分達のほうへ‥

本当は興味本位で来た人達には見せたくないんだけど、せっかく来てくれたから‥  となんと100人組手を見学させて頂ける事に!松井館長の仰る通り興味本位で来た自分を恥つつ緊張しながら本部道場の中へ‥ 階段を上がり2階道場に入るとそこには数メートルの距離に大山総裁がっ(゚o゚;;

そしてビデオで見たように、緊張してなのか向かっていかない対戦相手を怒鳴りつけていました!そんな感じでは100人やる意味がない。意味のある100人組手にする為にしっかり向かっていきなさい、というようなことを仰っていました。その迫力にビビりながらも組手を見学させて頂き、残念ながら10人終わる事に野次馬軍団は入れ替えられてしまいましたが本当に貴重な体験をさせて頂きました!

 

そして総裁没後20年にあたるまさに今日も恵比寿道場で世界チャンピオンのタリエル・ニコラシヴィリ選手が100人組手に挑んでいます。自分も100分の1の対戦相手に志願しましたが、直前に情けない怪我を負い対戦相手を断念しました´д` ;

タリエル選手ならきっと不屈の極真精神で達成するものと思います!日本人よりも日本人らしい極真精神を持ったタリエル選手の魂の組手を間近で見て勉強したかったです(相変わらず野次馬(^^))100人組手の達成を祈念したいと思います。

 

いじょ  おしまい  オスm(_ _)m