昨日ですが、あるネットを見ていると、伝説の空手家 黒澤浩樹 死去 との文言を見つけ驚愕しました!最初はデマ情報なのではないかと思い色々調べてみると、どうやら事実と判明しまたまたショックを受けました。
今は極真会館から袂を分かって自派を立ち上げて後進の指導に当たっていましたが、極真空手の一時代を築いて伝説の選手と謳われたあの黒澤選手が‥
今日は一般部の稽古後に、千葉県大会に出る選手2人に黒澤選手のビデオを見せました。DVDではありません、ビデオです。道場に高校生の頃に買った第8回ウェイト制のビデオを保管してあったので。デッキはこれまた懐かしいテレビとビデオが一体化したテレビデオです(^^)
ビデオを見ると大阪府立体育館が2階席まで超満員。黒澤選手が登場すると会場全体から拍手が。当時話題を呼んだ正道会館のトップ選手との試合では、黒澤選手が下段を蹴るたびに会場全体から拍手と応援の声が上がる。判定で勝った瞬間にはみんなが拍手して物凄い盛り上がり!
自分も入門して初めて見た世界大会が第5回大会で、東京体育館の3階席の1番前に陣取って黒澤選手の攻撃に合わせて自然と拍手と声を出していた事を覚えています。会場全体が自分と同じように自然とそうなって物凄い盛り上がりでした。
そしてこの第8回ウェイト制では準決勝で試合中に、指を骨折し骨が皮膚を突き破り見えてしまう大怪我を負いながらそんな素振りはひとつも見せずに最後まで戦い抜き、最後は試し割り判定で負け同時にドクターストップもかかり試合場を降りて行くのですが、その姿に当時高校生の自分は凄まじいまでの極真魂を感じました。
今も昔もそんな事を出来る人はいないと思いますが、今度の千葉県大会に出る2人には何かを感じ取って欲しくてそのビデオを見せました。ここまでやれ、とはとても言えませんが自分がなぜこの大会に出ようと思ったのか?この大会に出てどうしたいのか?を今一度振り返ってもらって日曜日の大会に備えてもらいたいと思います。
54歳というまだまだこれからの年齢で亡くなられた黒澤選手。黒澤選手が見せてくれた極真魂や極真精神を若い人達や道場生に伝えていこうと改めて思いました。
心より御冥福をお祈りいたします。合掌m(_ _)m