支えてくれる人達に感謝 2013/06/14

4月、6月と大きな大会が続きました。その二つの大会を観戦して感じた事を書いてみたいと思います。

まずは小沼隆一君が優勝し世界一となった世界ウェイト制から。この大会は4階級中3階級で日本人選手が優勝するという素晴らしい結果になりました!試合は選手が1番華々しく主役としてクローズアップされますが、実際にはその選手を支えるセコンドが非常に重要なものになります。今回は代表監督の木山支部長やコーチの先生方が試合場の脇までついて下さり自身の経験からアドバイスを伝え試合になったら戦況に合った的確な指示を出す。

そして判定が下りたら反対コーナーの次の日本人選手のもとへと走って行き、先程と同様に声を枯らして応援する。かと思えば、試合場に上がり審判までもこなす、という大変さ(;´Д`A   1人の選手を何人もの人が支えています。そして選手達はその事をよく理解していて試合場ではそういう人達の想いを背負って戦っています!だからこそ簡単には負けないし、『日本代表』ていう立場がその人を何倍も強くするのだろうと思います! 自分の為だけに、戦ってる人はまだまだっす。いろんな人の想いを背負ってそれに応えるような練習を積む。分かったか、愛宕道場の風見将(♯`∧´)  見てんのか!? (なお文中に出てくる個人名、団体名は架空のものであり、実在する人物、団体とは一切関係ありません)(^^)

そして軽重量級で優勝したスペインのアレハンドロ・ナヴァロ選手!

自分は1階の赤コーナーの選手の控えの椅子の見える位置に座って観戦してたのですが、ナヴァロ選手の試合直前の様子を何気なく見ていました。耳にはイヤホンをつけ音楽でも聞いているのか、軽くシャドー。そして次が自分の試合という時に驚きの光景がっ…

テレビなら間違いなくここでCMが入るっつうぐらいの衝撃でした!なんとナヴァロ選手のセコンドが肩に噛みついているではありませんかっ∑(゚Д゚)  スペイン語でなにか叫んでいます。恐らく、もっと強く、的な。(噛んでるセコンドは道着の香ばしいかほりに若干の戸惑いが…  オエッ´д` ; )噛まれた痛みで自分のテンションを戦闘状態に持っていってるのだと思いますが、すごいやり方だなぁ〜と思いました!ちなみに決勝前には2人のセコンドに両肩を噛ませていました!試合でも凄まじい気合いで戦い、今大会では唯一の外国人王者となりました。試合も終わり選手控室のサブアリーナに降りると、ナヴァロ選手が着替えていたのでコソッと覗き見すると、噛まれた肩には歯型がつき、赤く腫れ上がっていました(>_<)  すごい気合いだ‼

一般道場生にここまでやれとは言いませんが、今度は支部内型試合があります。緊張もするだろうしもしかしたら失敗もしてしまうかも知れません。それでも世界ウェイト制を戦っていた代表選手の様に、子供達ならお父さんお母さんの期待に応えられるよう一生懸命練習してもらいたい、と思います。大人の人なら、もし緊張に飲まれそうになったらナヴァロ選手のように肩に噛みついてくれる人はいないと思うので、自分で自分の顔をたたいてでも良いから覚悟を決めて試合場の上に登ってもらいたい、と思います!

世界ウェイト制を見て、応援する人、それに応えようと頑張ってる人。または自分で自分を鼓舞するナヴァロ選手の気魄にすごい感動しました!空手を通じ、少しでもそういうものを伝えていけたら、と思います( ̄^ ̄)ゞ

全日本ウェイト制は次回に…

いじょ  おしまいm(_ _)m