またしても久しぶりの更新です。すいません、いろいろありましてm(_ _)m(汗)
もう2月ということでこの時期は特に少年部で残念ながら退会していく人が出てきます(>_<) 小学校卒業や新年度から違う習い事をしたり、そんな理由から道場を離れていく人が‥
先日一般部の中で、少年部から続けている高校生の子と何気ない会話から深く話す機会がありました。この子は少年部の時には、親に連れられて空手をやっている、所謂どこにでもいる普通の子供でした。時には空手行くフリをして近くのサティだかイオンだかでサボっていてそれが見つかり、お父さんにとんでもなく怒られていました。
中学生になっても辞めさせてもらえず、半ば強制的に道場に通うようなかんじでしたが、徐々に変化が見られました。部活をやりながら一般部に参加して稽古を頑張り審査を受け直したり、受験に備えて自分で計画的に勉強したり、行きたい高校を調べて勉強に集中する為に道場を休会したりしました。そのおかげで高校に合格し、これで空手は辞めてしまうかな、と思っていると休会から復活してきました∑(゚Д゚)休会して戻ってくる人は中々いないので本当に嬉しかったです!
今では勉強や空手の合間に飲食店でバイトも始め、稽古初めの日に今年の目標を聞くと、学校のことや空手の目標を言い、そしてバイトでは1人でもお店を回せるように早く仕事を覚えたい、と言っていました。ただの高校生のバイトが‥ ( ̄O ̄;) こんなしっかりした事を言うようになるとは‥ 高校生くらいならいかに手を抜くではないですが楽をしようか考えてもおかしくないのに‥ あの空手をサボっていた子と同一人物とは思えない成長(>_<)
その後も話しを聞くと自分の将来の夢を語ってくれてその為には今何をしなくてはいけないかを考えているようでした。ムムムっコイツァすげぇ。たいしたもんだ(`_´)ゞ
ひとつの事をやり続ける事で、いろいろなことが見えてきます。例えば突きを強くするには、拳の握り方、当て方、力の入れ方抜き方、しっかりとした構え、体重移動、身体全体で‥ などなど。
拳の握り方、当て方、力の入れ方抜き方などは基本稽古から、しっかりとした構えや体重移動などは移動稽古や型などで学ぶことが出来ます。突きを強くしたいならひとつのことだけでなくいろいろな準備が必要になってきます。上に挙げたのはあくまで一例ですが、日常生活でも同じだと思います。
空手の稽古を続けて行くことで、自分のなりたい姿や理想に近づく術を体験から学べます。この高校生の子と話しをして、もちろん本人の気付きや頑張りもありますが、親御さんの簡単には辞めさせない姿勢が功を奏した部分が大きいと思いました。
なかなか小学生で空手をやってる意義を見出せる子は稀ですが中学高校と続けて行く中で見えてくるモノがあると思います。あ〜ぁ、あの時やっていた事にはこういう意味があったのか、と気付ける所まで出来れば続けてもらいたいと強く思います。
どこにでもいる普通だと思っていた子が、しっかりとした考えを持つに至り、その成長に嬉しくもあり驚きでもありました(^^;;
子供たちや中学生、高校生または一般壮年の人たちから学ぶことが多いです。自分の器を少しでも大きくできるように日々勉強していきたいと思いました!
いじょ おしまい( ̄^ ̄)ゞ