早くも1週間が経とうとしてますが、20日の日曜日に今年最後の昇級審査が清水公園で行われました!
今回の審査は普段よりも少し人が多めの80人近い人が受審。その中には昇段をかけて審査に臨む人も。その中には67歳の森元さんの姿も!
かつてここまでご高齢(失礼 (^^;; )の方が10人組手などやった事がないと思います。一抹の不安を感じつつ審査は進んでいく。
基本、移動、型、補強と進みいよいよ最後の組手になりました。まずは少年部から。皆大きなケガもなく滞りなく終了。そしてついに大人の組手になりました。色帯の組手から始まり上級者へと進む。森元さんの前に2人の茶帯が10人組手に挑む。
1人、2人、3人と組手が進むに連れ表情がゆがむ茶帯2名(ToT) 途中に、自分自身を鼓舞するように気合いを入れて、と声をかけるもそれまでと同じような苦しい展開が続く。結局最後までそのまま淡々と終わってしまいました。やはり10人組手という厳しい荒行に対してどこまで想定して稽古するのか?普段の稽古から意識を持って稽古してもらいたいと思います。
そんな不安な状況の中いよいよ森元さんの出番が‥ 前の2人を見ているだけに、大丈夫か、森元さん‥ と誰もが思ったはず。
しかし組手が始まると積極的に前に出てぎこちない動きながらも必死に攻撃しようとする姿が見てとれる。人数を重ねても愚直に前に出続け相手の攻撃に身体がブレることもなく、苦しそうな表情になる事もなく戦う森元さん。‥ これが本当に67歳の人の動きか?と誰もが思い始め、1人組手が終わると自然にみんな拍手が沸き起こる。結局最後まで大きく崩れる事もなく10人組手を完遂( ̄^ ̄)ゞ すげ〜な、森元さん!
自分も最後の10人目に相手を努めさせてもらいましたが、7人目くらいから感極まり涙が出そうになりながら相手を努めました。今まで色んな大会や試合を見て来ましたが、まさか森元さんの組手を見て泣かされるとは‥ (◞‸◟) しかしそこには最近薄れかけている『極真らしさ』が間違いなくありました!いやぁ〜本当に感動モノの良いもの見させてもらいました!
大げさではなく全ての人の見本になるような審査だったと思います。年齢や様々な事を言い訳にしないで、コツコツ頑張る事で森元さんは今回念願の黒帯になりました。本当におめでとうございます(^-^)v
写真は審査後の昇段祝いで黒帯を巻いて型を披露する森元さん。審査では出来ていたのに、気が抜けたのか見事に間違えてました(^^;;
みんな、森元さんに負けないように頑張ろう!
いじょ おしまい