先日の流山道場少年部での話しです。
流山道場の少年部の稽古にある少年が顔に絆創膏を貼りつけて道場にやって来ました。良く見ると目の辺りは紫色になっていたり引っ掻かれたような傷も‥ !(◎_◎;)
その少年は心優しい少年でそんなに怒ることもないような感じの子でした。そして時々学校の話しを聞くと、からかわれたりちょっと叩かれたりしている、という話しを聞いた事もありました。まぁ優しいが故にやり返す事もせずに受け流していたようなのですが‥
しかしその顔の傷について聞いてみると、この前は遂にガマンできなくなりその子とケンカをしてしまった、との事でした!騒ぎになって駆けつけた先生に相手の子は怒られ、それからはあまりからかわれたりされなくなったようです。普段からその子は周りの子に、ちょっかい出したり小馬鹿にしたりしていたようです。
そしてその日の練習である変化がありました!いつもは心優しいその少年が、ちょっかい出してくる子に自分の気持ちをぶつけることが出来たからなのか、表情が違いました。いつもはどこか自信なさげな伏し目がちだったのが、その一件があってから真っ直ぐに前を見つめ自信に満ちた表情になっていました!(^^)
何が言いたいかと言うと、明日は昇級審査です!受審する皆さんは不安や恐怖を感じているかも知れません。しかし、この少年のように不安や恐怖を抱えながらも勇敢に立ち向かう、これが大切な事ではないでしょうか!? 結果はどうあれそれが強くなる、という事ではないでしょうか!?
帯の色だけ変わるのではなく自分の内面を変えていく。そういう審査や試合であって欲しいと思います。この少年のように、明日の審査や空手行事が自分を変える為の良いきっかけになってもらえたら、と思います。
その日、一日だけの結果に囚われることなく、そこで出た結果を受け止めより良い自分に変えるきっかけになってくれることを願います( ̄^ ̄)ゞ
不安や恐怖は大きな気合いでふき飛ばし、自分に出来ることを丁寧に、一生懸命に積み重ねていってもらいたいと思います!
いじょ おしまい