西﨑竜志初段 昇段レポート 2025/05/01

私が極真空手を始めたきっかけは父です。父は私が子供のころから大会で活躍しており、父の賞状とトロフィーを持つ姿や黒帯にあこがれて自分も父のようになりたいという気持ちから極真会館に入門しました。 6歳という幼い私にとって極真空手の稽古は厳しく空手の技や体だけでなく精神も鍛えられたと思います。その成果を最初に感じたのは父と一緒に出場した小学3年生の時の大会でした。大会に向けて道場だけではなく、家でも父と一緒に稽古をして親子ともども優勝を勝ち取ることができました。 この優勝という経験が厳しい稽古にも前向きに取り組むという気持ちに繋がりました。 しかし、中学時代はコロナ禍の影響で懸命に稽古をしたにもかかわらず、出場予定の大会が中止になるなど悔しい思いを何度もしました。そのような状況下でも出場できる大会はベストの態勢で試合に臨めるよう父に協力してもらいながら稽古に励みました。そして、コロナ禍で開催された徳島県大会では今まで勝てなかったライバル選手に勝つことができました。これは自分の努力だけでなく、これまで自分を支えてくれた周囲の方々のお陰だと実感でき、師範や先生、先輩、一緒に稽古をしてくれる仲間、そして家族にも特に極真の先輩である父になお一層感謝をできるようになりました。これを機に大会に出場して勝ちたいという気持ちが更に強くなり、懸命に稽古をして中学2年生の時には初めて出場した国際親善大会において準優勝を勝ち取ることができました。これにより国際親善大会のような大きな舞台でも自分の空手の実力が通用するという自信につながり、大会で勝つことは勿論のこと空手技術をもっと向上させて黒帯を取りたいと思うようになりました。そして、遊びたいという気持ちや稽古をさぼりたいという気持ちと葛藤しながら休まず道場に通い続けて師範から昇段審査を受ける許可をいただきました。審査内容は課題を残すものとなりましたが、課題克服は今後の稽古の目標として精進してまいります。そして、初段を認可されたことは、私にこれまでかかわってくれた周りの方々のお陰だと感謝して大会でもっと活躍できるよう、また黒帯として後輩のお手本になるように極真の道を全うしていきたいと思います。 押忍
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