今、すべての子供たちが隣り合わせているいじめ問題。実際に悩み、苦しんでいる子供は決して少なくありません。いじめる側もいじめられる側も、ともに心が病んでいるのです。この問題に、私たちはどう対処すればよいのでしょうか。極真会館には、一つの解決策があります。極真空手の稽古では、多くの喜びとともに苦しみや痛さを体験し、自分の痛さ苦しさを知ることによって、相手の痛さ苦しさを知ることができるのです。つまり、それこそが他人への思いやりの第一歩となるのです。自分が努力して身に付けた技を全力で相手にぶつけ、相手の技を全身で受け止める極真空手は、学校では学ぶことのできない自己表現の場であり、将来の社会生活へ向けた貴重な疑似体験となるでしょう。
本当の強さとは何か? これは、武道を志す者にとって永遠のテーマです。その問いに答えるために、極真空手は、創始者・大山倍達が提唱した実践性を徹底的に追求します。日本国内のみならず全世界の門下生が日々、”最強”をめざして修行を積み、その強さは、世界大会や全日本大会に代表される試合の舞台で試すことができます。また、日々の修行は実際の社会生活の中で活かせてこそ、価値があります。つまり、武道の真髄である精神性を重視し、伝統、礼節を重んじ、断崖をよじのぼるような精進を重ねることにより、何事にも屈しない強靱な精神力を養います。
凶悪犯罪の多発が社会問題となっている昨今、極真空手は多くの女性からも支持されています。日本でも「安全はタダ」という観念はもう昔の話、護身は現代人にとって知っていて当然の身嗜みの一つであると言えましょう。その意味で、いざというときに役立つ極真空手は女性の強い味方なのです。また現代は、肥満、あるいは極度のダイエット、ストレスによる体の変調などによって体調を崩す例が数多くあります。極真空手では、日々の稽古を通じて心身のバランスを整え、現代女性の必須条件である「強さと美しさ、そして健康」を無理なく手に入れることができます。