2013年6月1〜2日に大阪府立体育会館にて第30回全日本ウェイト制空手道選手権大会が開催されました。川崎溝口支部からは小山内紘介初段と、片野主税選手が出場しました。(レポート:川崎環)
■片野主税選手 軽重量級出場 初戦 本戦敗退
片野選手は初戦、正道会館の地主選手相手に素晴らしい闘いを繰り広げました。
序盤から下がらずしつこく粘り強く食らいついていきましたが、相手の威力ある技におされて惜敗しました。この悔しさをバネに今後もがんばって欲しいです。
■小山内紘介選手 軽量級出場 ベスト8
小山内選手は初戦を技有りで勝ち、二回戦はウエイト制入賞経験のある強豪熊本支部の近藤邦友選手に本戦勝利、三回戦も本戦で勝利し、安定した勝ち上がりでした。今まで稽古してきた事をしっかり出すことが出来たのがよかったと思います。
初めて2日目まで残った小山内選手(川崎溝口支部にとっても初)は、準々決勝で東京城北支部の清水祐貴選手相手に接戦を繰り広げましたが、惜しくも本戦敗退となりました(軽量級ベスト8)。
試合前のアップや開会式中の表情は気合いにあふれ、コンディションもとても良かったです。結果は敗退でしたが、内容は今後の方向性を考える上で非常に収穫のあるものになりました。
また、試合のセコンドには彼の出身支部である青森支部の師範代と道場生の方も入って下さいました。川崎溝口支部のみならず、こうしてサポートして下さる方々の存在は貴重で大変有難いものです。この場を借りて御礼申し上げます。
また、鈴木さん、木村さんがはるばる応援に駆けつけて下さいました。鈴木さんは日帰りで、木村さんは小山内選手が残ったからと急きょ宿をとって二日目も応援に来てくださいました。こうした熱い応援は選手にとって励みになります。有難い事です。
今回のウエイト制全体を通じて印象に残ったのは、反則に対する審判の判断が厳しいものとなった事です。今まで黙認されてきた、もしくは見逃されてきた反則を取られ、減点による敗退またはペースを掴めず敗退を喫す選手が見受けられました。
開会式の際に松井館長が、『競技としてより明確なルールにのっとった上で最強を目指すべき』と仰っていたので、今後もその流れに沿う形になるのではないでしょうか。
大会自体、内容も非常に見応えのあるものとなり、特に選手層の厚い中量級は紙一重の差で勝敗が決まる白熱した試合ばかりでした。毎回言っていますが、やはり試合観戦は生に限ります!
出場した小山内選手、片野選手お疲れ様でした。セコンド、応援に駆けつけて下さった方々ありがとうございました。大阪には来れなかったけど熱い応援と気合いの念を送ってくれた皆さんもありがとうございました。今後もお互いにサポートし合っていきましょう!
支部以外の2013オープントーナメント第30回全日本ウェイト制空手道選手権大会の結果は下記の通りです。
■軽量級(65kg以下)
優勝/原田祐光(本部直轄浅草道場)
準優勝/徳重吉将(東京城北支部)
3位/西野博勇(湘南支部)
4位/清水祐貴(東京城北支部)
■中量級(75kg以下)
優勝/中村昌永(兵庫・大阪南支部)
準優勝/竹岡拓哉(東京城西支部)
3位/高橋佑汰(東京城北支部)
4位/稲岡祐樹(城西世田谷東支部)
■軽重量級(85kg以下)
優勝/上田幹雄(横浜川崎支部)
準優勝/石崎恋之介(東京城西支部)
3位/安島喬平(茨城県常総支部)
4位/村田達也(埼玉県西支部)
■重量級(85kg超)
優勝/Oleksandr Ieromenko(UKRAINE)
準優勝/Kirill Kochnev(RUSSIA)
3位/大江壮大(横浜川崎支部)
4位/外岡真徳(正道会館)