昇段レポート 弐段昇段 井上 一由 2025/11/23

 

SHINSA-IMG_8436

SHINSA-IMG_8473

香川支部 初段 井上 一由(空手歴42年)

この度は、昇段審査を受審する機会をいただき、岩田師範をはじめ、関係者の皆様に心より感謝と御礼を申し上げます。

私が空手を始めたのは高校1年生の春でした。近所に極真会館の道場があり友人と一緒に稽古に通ったことを思い出します。その頃は防具などつけておらず、素手、素足の殴り合いの組手だったのですが、きついながらも楽しい稽古でした。大学進学と同時に空手から遠ざかりましたが、社会人となり香川に転勤時に近所に極真会館の道場を見つけ、再度入門したのが25年ほど前になります。その後、岩田師範の指導のもと初段を取得、今回弐段の昇段審査を勧められ受けることとなりました。なかなか稽古に参加する時間も取れず、正直組手も型も下手でこんな未熟者が昇段審査を受けて良いものかと戸惑いました。それでもとりあえず努力してみようと思い、道場の稽古の他に自主トレーニング等を行ってきましたが、やはり審査終了時には精も根も尽き果てなんとかやり遂げたというのが正直なところです。

極真空手を長い間やってきて、技術的なこと以上にいろいろなことを学んだと思います。稽古は常に「礼」から始まり「礼」で終わり、これは単なる形式ではなく、相手や道場、そして自分自身への敬意を表す行為で、謙虚さや感謝の心を学びました。厳しい稽古は、肉体的な限界だけでなく、精神的な壁を乗り越えることを求められ、辛くても諦めずに続ける押忍の精神である忍耐力、弱気な心に打ち勝ち自分を律する精神力を学びました。また、稽古で培われた集中力や平常心は仕事にも応用でき、身に着けた空手の技術や精神が、不必要な争いを避けつつも、必要な時には毅然とした態度をとることができる自信につながったと思います。これらのことは、空手は単なる格闘技ではなく、「体」とともに「心」を成長させる「道」であり、この年まで空手をやってきて、続けてきてよかったと思っています。

最後に、審査に向けて様々な御指導を頂いた岩田師範、様々な練習に付き合い支えてもらった先輩、道場生の皆様、本当にありがとうございました。自分の力だけではなく皆様の支えがあった昇段であり、この場をかりてお礼申し上げます。今後とも、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします。押忍

SHINSA-IMG_8466SHINSA-IMG_8432