9月17日(日)、丸亀市土器川体育センターにおいて、セミコンタクトルール全中四国地区交流大会・香川県空手道選手権大会が開催された。
今大会ではセミコンタクトルール組手、型、極真ルール組手の3部門に分かれて行われた。
開会式が終わるとすぐに、壮年-44歳の部と一般男子の部の極真ルールでの組手試合が行われた。最初に壮年-44歳の部。四方英二(香川)が重たい突きと強い蹴りで技ありを取り優勝に輝いた。続いての一般男子の部は、中木海舟(徳島)と和田範大(高知中央)の対戦。中木海舟が素早い動きと攻撃で勝利した。一般男子2試合目は小野祏基(徳島)と池田亮太(岡山西)が戦った。池田亮太が力強い下突きで一本を取り勝利した。
皆が見守る中試合が終わり、続いて3コートに分かれてセミコンタクトルールの組手試合が行われた。まずは小学1年の部。堀日咲(岡山西)が初戦から小さい身体で果敢に攻め、決勝戦では4ポイント1本勝ちで優勝した。小学2年の部では、橋田芽郁(岡山西)も4ポイント数1本勝ちでで優勝に輝いた。小学3年男子の部では、向田煌(兵庫西)が予選から4点先取で勝利を重ね、優勝した。小学4年男子の部では、橋田芽郁の兄、橋田大輝(岡山西)が安定した戦いで優勝し、兄妹でセミコン組手優勝を手にした。小学5年の部では、金﨑和也(岡山西)が予選、決勝共にきれいな上段回し蹴りを決め優勝した。小学6年男子の部では、セミコンで極真祭出場の経験もある箱田唯人(岡山西)が安定した戦いで点を重ね、優勝に輝いた。中学生女子の部、決勝戦は西條歩味(徳島)と藤田和奏(岡山南)が対戦した。両者攻めるも点が入らず、判定となった。結果、3対1で藤田和奏が優勝となった。壮年男子の部では、全国大会で優勝経験のある松島孝雄(北大阪)に対し、横溝忍(岡山西)が正確な上段突きで点を取り優勝した。中学生男子の部は、4名による総当たり戦となった。その中で、中塚泰志(岡山西)が全ての試合に勝利し優勝に輝いた。一般男子の部は皆とても接戦であった。3位決定戦では助田空(徳島)と篠原亮平(香川)の、どちらも試合経験よくある2人の対決となった。両者点を取り合う試合であったが、結果3対2で助田空が勝利した。決勝戦は谷琉生(香川)と細谷拓矢(香川)という、高校生で同じ道場同士の対決となった。普段は一緒に稽古をする仲間だが、決勝戦では両者譲らず火花を散らしていた。結果、細谷拓矢が4ポイント1本勝ちし、一般男子の部優勝に輝いた。
セミコンタクトの試合が終わると、極真ルール組手による、一般男子の部3位決定戦と決勝戦が行われた。決勝戦は、中木海舟と池田亮太の対戦であった。中木海舟が上段蹴りで攻めるが、池田亮太がそれを受け、確実に技を決めていった。結果、下段回し蹴りで技ありを取り池田亮太が優勝を手にした。
一般男子の試合が終わると、型競技に移った。まずは幼年の部の試合が行われた。決勝戦では川又成陽(徳島)と川又文陽(徳島)の双子対決となった。結果、川又文陽に5本旗が上がり優勝した。小学1年の部では、堀日咲が堂々とした型で優勝し、セミコン組手、型のダブル優勝を飾った。小学2年の部では、亀井悠獅(兵庫西)が圧巻な型を見せた。決勝戦でも5対0で勝利し、優勝に輝いた。小学3年の部では、藤本彩斗(徳島)が力強い型を打ち優勝した。小学4年の部では、池田逞翔(岡山西)が予選から安定した型を見せた。決勝戦でも堂々とした平安その5を披露し、優勝に輝いた。小学5年の部、決勝戦は田村瀧大(徳島)と繪面彩(岡山南)が対戦した。2人ともキレのある型を見せ、結果4対1で田村瀧大が優勝した。中学女子の部では、西條歩味が強弱のある型を打ち優勝。中学男子の部では、小松磨拓(高知中央)が力強い型を打ち優勝した。一般女子の部は4名の総当たり戦であった。決勝戦は川上奈美(岡山西)と河田朱美(北大阪)の対決。7月に行われた兵庫県大会でも2人は対決しており、その大会では河田朱美が優勝していた。それ以降2人ともさらに稽古を重ね、今大会では川上奈美が優勝に輝いた。型競技最終試合は一般男子の部。決勝戦は福髙大翔(岡山西)と福髙正吾(岡山西)の親子対決となった。親子らしいシンクロした突きの型を見せ、結果3対2で父、福髙正吾が勝利し、優勝に輝いた。
お昼休憩をはさみ、最後は極真ルールでの組手試合が行われた。幼年の部では、二四岡桜都(広島)が前蹴りで果敢に攻め優勝した。小学1年男子の部では藤原虎ノ心(岡山西)が普段の稽古でつけたスタミナを十分に発揮し優勝に輝いた。小学2年女子の部では、二四岡夢乃(広島)が妹、桜都と同様、得意な前蹴りを活かした戦いで優勝した。小学2年男子初級の部は3名による総当たり戦であった。皆接戦で全員が1勝1敗という結果になり、最終的に体重判定で森田満(愛媛中央)が優勝となった。小学2年男子上級の部では亀井悠獅が優勝し、型、極真ルール組手のダブル優勝を果たした。小学3年女子の部では松田璃音(兵庫西)が力強い攻撃で勝利し、優勝した。小学3年男子初級の部では、山口碧月(岡山南)が初級とは思えない戦いを見せ優勝した。小学3年男子上級の部では、向田煌が初戦では上段蹴りで一本、準決勝では中段回し蹴りで一本、決勝戦では上段蹴りで一本を取り、圧巻の強さを見せ優勝した。小学4年女子の部では、新﨑那奈(兵庫西)が決勝戦できれいな上段回し蹴りを決め優勝した。小学4年男子初級の部では、佐伯将宗(愛媛中央)が予選から力強い組手で勝ち進み、優勝に輝いた。小学4年男子上級の部では、予選で髙木陽斗(愛媛中央)と松本葉羽(愛媛中央)の同じ道場である2人が対戦した。両者激しい戦いを見せ、体重判定まで持ち込み、わずかに軽かった松本葉羽が決勝戦へ進んだ。決勝戦でも同じ道場である井谷将都(愛媛中央)と対戦したが、松本葉羽が果敢に攻め優勝に輝いた。小学5年男子初級の部では、山下充留(岡山西)が予選、決勝戦共に下段回し蹴りで一本を取り優勝した。小学5年男子上級の部、決勝戦は佐和侑真(兵庫西)と岡﨑康真(岡山東)が対戦した。引き分けに持ち込むも、佐和侑真が最後まで攻め切り優勝を果たした。小学6年女子の部では、廣光摩耶(広島)が安定した戦いを見せ優勝した。小学6年男子初級の部は皆接戦で、予選から引き分けの判定が多く見られた。その中で、森田海太(愛媛中央)が勝ち切り優勝に輝いた。小学6年男子上級の部では、二四岡歩(広島)が優勝し、桜都、夢乃、歩の3兄弟で組手部門優勝を手にした。中学生女子の部は総当たり戦であったが、西本あかりが2戦ともストレートで勝利し優勝した。中学生男子1年の部では、門田柚貴(愛媛中央)と仁木一心(徳島)が対戦した。判定で引き分けとなり延長戦。2度目の判定では仁木一心に旗が上がり、優勝となった。中学生男子2・3年の部では、塩飽天晴(岡山西)が安定した戦いで優勝に輝いた。高校生男子の部決勝戦は、再度谷琉生と細谷拓矢が対戦した。こちらでも激しい戦いを見せ、今度は谷琉生が優勝に輝いた。最後は壮年+45歳の部。決勝戦は芝池弘督(大阪府東南)と河田隆(北大阪)が戦った。どちらも試合経験のよくある選手で、両者落ち着いた戦いを見せた。結果、芝池弘督が力強い攻撃で攻め優勝に輝いた。