

私は57歳のときに大きな病を患い、2度の手術と入院を経験しました。心身ともに弱っていたその時期、最寄り駅にて森先生と出会ったことがきっかけとなり、「もう一度自分を立て直したい」と強く思い、59歳で極真空手に入門いたしました。

稽古は厳しく、空手初心者であることに加え、加齢による体力の衰えもあり、思うように動けない自分に悔しさを感じることもありました。しかし、続けるうちに少しずつ体力がつき、心も前向きになっていくのを実感できました。

入門から2年後、外部の型試合への出場を勧められ、ダメもとで挑戦いたしました。試合の場に立つと、これまでの人生で味わったことのない緊張感に包まれ、結果を得たときの興奮と喜び、そして過去を振り返って込み上げる深い感動がありました。以後も成績に満足することなく試合に挑み続けていますが、勝敗以上の学びを得ることができています。

そして62歳で初段を許されましたが、これは決して終わりではなく、新たなスタートであると感じています。今後は型の選手としてさらなる高みを目指すとともに、後輩、特に子どもたちへの指導にも力を注いでいきたいと考えています。そのために、空手の技術と知識をより深め、支部の運営にも貢献できるよう努めてまいります。年齢を理由に諦めるのではなく、挑戦し続ける姿を示すことで、少しでも道場に良い影響を与えられれば幸いです。

極真空手に出会い、私は再び強く生きる力を取り戻しました。支えてくださった森先生をはじめ、指導員の先生方、そして共に汗を流した仲間たちに心より感謝申し上げます。初段取得を励みに、これからも精進を重ね、身体が動く限り、極真空手を全うしてまいります。
押忍









