この度、昇段審査を受審する機会を設けて頂き、森支部長をはじめ、諸先生方や先輩方、関係者の皆様に感謝と御礼を申し上げます。
私が極真空手を始めたきっかけは、自分自身で1番を掴み取りたいという事からでした。
私は小学1年生から大学1年生までの13年間サッカーに尽力し、時間を費やしてきました。高校では親元を離れて寮生活をさせていただく中で、3年間の間に2回の全国制覇を経験させていただきましたが、その2回ともピッチやベンチにすら私の姿はありませんでした。正直何度も挑戦することを諦めようと思いましたが、負けたままは終われず絶対自分自身で1番を掴み取ってやると心に強く誓ったのを覚えています。
大学に入り目標が決まらずままサッカーを続けていた時に、昔からテレビなどで拝見し好きだった格闘技に挑戦し1番になりたいという気持ちが湧きました。そして40年前に父が極真空手をやっていた影響から入門することを決意しました。
門を叩いてから現在まで、中々結果が残せず自分の無力さを痛感すると共に1番を取るということはやはり容易ではないなと思っております。また、去年の夏頃から指導補佐、今年の4月から指導員として指導をさせていただき、周りの指導者の皆様にお力添えして頂きながらなんとかやってきました。
そんな時、森支部長から今回の昇段審査のお話を頂き、正直最初は辞退しようと思っておりました。しかし、森支部長がよく仰っている、「帯に価値を付けるのは自分自身」という言葉を思い出し、受審する事を決意しました。
昇段審査では緊張しすぎて何も上手く行きませんでした。ですが、不器用で体の大きくない自分が黒帯を締め活躍することに意味を見出し、子供達に夢を与えられるような選手になりたいです。
私自身まだまだ指導者や選手として、又人としても未熟者ですが、黒帯を締めさせて頂く以上は、背中で引っ張っていけるように精進して参ります。これからも皆様ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い致します。