『継続力の重要性を学ぶ』木村ゆうと
私は、小学二年生に空手を始めました。父が格闘技が好きであり、自分も格闘技をテレビで見てやりたいということがきっかけで極真会館の門をたたきました。
入会してからは、週4回空手の稽古に参加し、当時城西下北沢支部長である故市村直樹先生の下で空手の楽しさと厳しさを経験しました。
当時の城西下北沢には同世代の選手がおらず、後輩と故市村先生の三人での稽古が多く、長きにわたる現役選手の経験を活かした市村先生の指導のおかげで国際親善大会にも出場することが出来ました。厳しい指導の中で、最も印象的なのは様々な技の指導もありましたが何よりも格闘技においての戦う姿勢、気持ちを重要性を教えていただきました。
その後、しばらく空手から離れていた時期もありましたが、空手に復帰した時に森善十朗先生に出会いました。私は、極真の全日本を観戦しにいった際に現役時代の森先生の試合を何度も拝見し、森先生は自分の憧れの選手でした。その様な憧れの先生の下での稽古は夢のような時間でした。
稽古を積み重ねていくうちに森先生から昇段審査の機会を頂きました。
昇段審査に向けては自分が疎かにしていた基本や型を森先生や下拂指導員に懇切丁寧に指導して頂きました。また、森先生に自分が理想とする黒帯、黒帯を締めるとはどういうことなのかということを教えて頂きました。
また、昇段審査では、幼少の頃から故市村先生時代から稽古を共にしている後輩と受け、一緒にやってきた仲間との審査は感慨深いものがありました。
今後は、自覚を持ち森先生からいただいた帯に恥じない黒帯になっていきたいと考えています。空手を通して一つのことをやりきる継続性、積み重ねの大切さを痛感しました。黒帯はゴールではなく空手をする際の第二のスタート地点だと考えています。
今後も稽古を積み重ね精進していく所存です。
空手に復帰してから親身になって指導をしてくださっている森先生、自分を幼少の頃から空手を指導していただいた故市村先生、城西下北沢の先輩方や後輩、両親に心から感謝しております。