2025冬季昇級審査会を開催しました 2025/12/23

12月20日(土)、秋田県立武道館(剣道場)にて「2025冬季昇級審査会」を開催しました。
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当日は冬本番の冷え込みの中でしたが、会場には開始前から緊張感が漂い、少年部から壮年部まで、約40名の道場生が昇級審査に臨みました。

年代を超えて挑戦する昇級審査

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今回の審査会には、
・初めて審査に挑戦する少年部
・これまでの課題克服を目指す中高生
・仕事や家庭と両立しながら稽古を続ける一般部・壮年部
と、幅広い年代・経験層の道場生が参加しました。

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それぞれ立場や目標は違いますが、「今の自分の力をすべて出し切る」という一点において、全員が同じ気持ちで臨んでいたことが印象的でした。

審査項目と評価のポイント

今回の昇級審査では、以下の項目を通して総合的に審査を行いました。

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基本
立ち方・姿勢・引き手など、空手の土台となる部分

移動
技の正確さだけでなく、体の使い方や重心移動

補強・柔軟
日頃の稽古量や自主トレの成果


順番の正確さに加え、気合、力の強弱、技の緩急など

筆記試験
道場訓や極真空手に対する基礎知識

組手
技術だけでなく、気持ちの強さ・礼節

印象に残った場面

少年部では,
緊張しながらも大きな声で返事をし、最後まで動き続ける姿が多く見られ、技術以上に心の成長を感じる審査となりました。

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一般部・壮年部では、
苦しい場面でもペースを崩さず、自分の課題を理解した上で組手に臨む姿勢が印象的でした。
年齢や経験を重ねても、なお挑戦し続ける姿は、後輩道場生にとって大きな刺激になったと思いす。
昇級審査は「結果」よりも「過程」
昇級審査は、合否だけを見る場ではありません。
・どれだけ稽古に向き合ってきたか
・何を課題として取り組んできたか

・次に何を伸ばすべきか
を確認する、大切な通過点です。
今回の審査で見えた課題を、次の稽古から一つずつ修正していくことが、本当の意味での成長につながります。

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次回審査会のお知らせ

次回は、「2026春季昇段・昇級審査会」を「2026年3月8日(日)」に開催予定です。
昇段審査に挑戦する道場生は3名を予定しており、今回以上に緊張感と重みのある審査会になる見込みです。

見学のおすすめ

次回の審査会は、受審しない道場生や保護者の方にも、ぜひ見学していただきたい審査会です。
特に次回は、**初段の昇段審査で行われる「10人組手」**を見ることができ、昇段を目指す上で必要となる -気力・体力・技術レベル- を、実際の審査を通して確認できます。
また、
・昇段審査に求められる審査基準
・基本・型・組手において、どこが評価されるのか
・普段の稽古で何を意識すべきか
といった点を、目で見て学べる貴重な機会でもあります。
昇段を目指している方はもちろん、これから先を見据えている少年部・一般部の道場生、
そして保護者の皆さまにとっても、多くの学びと気づきが得られる内容となるはずです。
ぜひ会場で、審査の雰囲気や真剣勝負の空気を感じていただければと思います。