10月19日(日)、山形県南陽市の南陽市民体育館にて「2025 全東北空手道選手権大会」が盛大に開催されました。
東北6県(青森・岩手・宮城・秋田・山形・福島)からの出場者はもちろん、北海道、静岡、東京からも参加があり、熱戦が繰り広げられた一日となりました。

開催の背景・雰囲気
東北大会は、東北エリアでは毎年注目を集めている大会のひとつであり、主管は山形県支部および福島地区・宮城仙台道場の吉田浩一師範が務め、会場準備・運営ともにきめ細かく整えていただきました。
当日は、早朝から選手・道場関係者・保護者・応援の方々が集まり、開会式のあと予定通りに試合が行われました。
和やかさの中にも緊張感が漂い、「明日のために一歩を踏み出す」選手の表情が印象的でした。
また、東北6県の枠を超えて、北海道・静岡・東京からの参加があったことも今大会の大きな特徴です。
このような広域参加は、選手にとっても刺激となり、会場には普段なかなか対戦できない道場・県外選手との交流・試合が数多く実現しました。

秋田支部の結果
【型の部】
クラス | 氏名 | 所属 | 成績 |
小学1~3年 初級の部 | 神坂 岳 松村 健丸 戸田 壮志 |
仁井田 秋田本部 仁井田 |
優勝 準優勝 第三位 |
小学4~6年 初級の部 | 柏木 康太朗 | 秋田本部 | 優勝 |
小学4~6年 上級の部 | 松村 健志郎 | 秋田本部 | 準優勝 |
壮年 男女子の部 | 松村 理沙 | 秋田本部 | 第三位 |
一般 男子の部 | 田中 条太郎 | 鹿角 | 優勝 |
【組手の部】
クラス | 氏名 | 所属 | 成績 |
小学3年 男子の部 | 戸田 壮志 | 仁井田 | 第三位 |
小学4年 男子の部 | 越後谷 陽翔 | 仁井田 | 第三位 |
小学5年 男子の部 | 松村 健志郎 | 秋田本部 | 準優勝 |
小学1・2年 女子の部 | 佐藤 萌恵 | 羽後 | 優勝 |
中学1年 男子の部 | 小笠原 宏喜 | 鹿角 | 優勝 |
中学2・3年 男子の部 | 益原 知樹 | 中通 | 第三位 |
中学2・3年 女子の部 | 泉 優希乃 藤原 憂希 |
鹿角 羽後 |
優勝 準優勝 |
高校2・3年男子軽量級の部 | 菅原 琥珀 | 鹿角 | 優勝 |
高校2・3年男子重量級の部 | 赤塚 健介 | 秋田本部 | 優勝 |
壮年男子 軽量級の部 | 鐙 文成 | 秋田本部 | 準優勝 |
これらの結果は、参加者・道場関係者にとって大きな励みとなったことでしょう。
選手・道場・観戦者の声と大会の意義
選手たちは、試合に勝った・負けたに関わらず、対戦相手への敬意、仲間への感謝、自分自身の課題を振り返る姿勢が印象的でした。
たとえば、「二回戦で敗れたが、優勝者と対戦することができたのでこの経験を次に繋げたい」という声も聞かれました。
道場の先生方からも、「この大会で得た経験を次の試合に活かせ」と選手にメッセージが送られ、参加者全体が「技術向上」「精神鍛錬」の点で収穫を得た様子が伺えました。
そして観戦・応援に来た保護者・関係者の方からも、「県を超えて多くの選手が集まることの素晴らしさ」「若い世代が堂々と試合に臨む姿の喜ばしさ」などが語られており、大会が地域社会・道場の枠を越えた交流の場ともなっていたことが明らかです。
今後に向けて
閉会式では秋田支部の伊藤師範から、来年に向けた展望も語られています。
来年は 秋田県で東北大会を開催予定とのことです。
選手スタッフ一丸となって大会を盛り上げていきましょう。
参加した選手は、
- 試合後の振り返り(良かった点・改善すべき点)
- 今後の稽古計画立案(目標の明確化)
- 他道場との交流継続(出稽古・合同練習)
などを通じて、次のステップに繋げることが大切です。
最後に
参加された選手の皆さん、道場・支部の先生方、保護者・応援の皆様、そして大会運営・審判・会場スタッフの皆様、本当にお疲れ様でした。
この「全東北空手道選手権大会」は、力や技だけでなく礼儀・絆・努力・挑戦といった「極真空手が育むもの」を実感できる大切な機会です。
勝って喜びを味わえた人も、悔しさを噛みしめた人も、すべてが次への力になると信じています。

来年、秋田で開催される東北大会でも皆様のさらなるチャレンジを楽しみにしております。
押忍!