下総ファミリー137号 2025/03/26

< 行事予定 >

*4月26日(土)  国際親善空手道選手権大会(東京体育館)

*4月27日(日)  第7回全世界体重別空手道選手権大会(東京体育館)

*5月11日(日)  昇級審査(清水公園体育館)

*5月17日(土)  全関東型競技空手道選手権大会(彩の国くまがやドーム)

*5月17日(土)  I.K.O.セミコンタクトルール2025全関東交流大会(彩の国くまがやドーム)

*5月18日(日)  東日本空手道選手権大会(彩の国くまがやドーム)

※ ↑ 上記行事は予定変更・中止になる場合もあります。

※ ↑ 上記行事中は各道場休館になります。

< 立ち居振る舞い >

立ち居振る舞いをググると『日常の動作や身のこなし、態度』とある。

先日ある法曹界に関する方の祝賀会があった。そこに参加された方々は殆どが年配の方で会場が

畳敷きの為、低い座椅子を借りて座っていた。その中でもある世界では有名な二人の先生は座椅子

を使う事なく姿勢良く座られていました。年齢はお二人とも70半ば。その先生方は膝がかなり悪い

事を私は知っていたので座椅子をお薦めしましたが二人の先生は必要ないとの事でした。

会は始まり一人の先生は来賓の方々の挨拶が終わり乾杯も終わり誰にも気付かれないかの様に

スマートに席を後にされた。もう一人の先生は私と一緒に車で来ました。先生は歓談になった

タイミングで携帯を手に取りさも電話をしに席を立つ様に退室されました。30分以上経っても戻る

事無く私はトイレ等探しに行きました。ひょとしてと思い携帯をチェックすると表の喫茶店に居る

から終わりが近くなったら連絡して欲しいとの事だった。

私は直ぐにそちらに向かいますと返信したら、最後までそちらに居る様にとありました。その時初

めて二人の先生の自分に対しての誇りと言うか信念と言うか自尊心と言うか、その様なものを私は

感じました。先生は日頃から『老いの話をするな』と仰っていました。人間は年を取ります。

そして誰もが老人に成って行きます。見た目を若く着飾っても体は正直です。しかし少し気を付け

て歩き方を重力に負けない様にしたり言葉(ヨッコイショ等)に気を付けたりする事で変わって行

くのではないでしょうか。勿論、怪我や病気で出来ない方もいるでしょう。

若い人にも言えます。普段から立ち居振る舞いを意識する事でそれが癖になり保つ事が出来るので

はないでしょうか。我々も稽古の時にその辺を考えてキチンと立って行う事で立ち居振る舞いが

美しく成って行くのではないでしょうか。

松井館長が以前『演武は美しく演じなければならない。動作はその人の生きる姿勢を現してい

る。誰が観ても美しいと思う動作を意識する事。』と仰っていた。

型にしてもやはり同じ事が言えると思います。普段から美しいと思う動作を意識する事でそこに

近づいて行くのではないでしょうか。座椅子に座る事が悪いと言っているのではありません。

法事でも、お年を召された方には重宝されているのも事実です。ただこう言った心構えが素敵だな

と思ったと言う話です。

< モンテッソーリ教育 >

モンテッソーリ教育とは110年以上前にイタリア初の女医で教育家のマリア・モンテッソーリ博士に

よって考案された教育法だそうです。

モンテッソーリ教育を受けて育った著名人にはグーグル創始者、ウィキペディアの創始者、

アマゾンの創始者、マイクロソフト創始者、フェイスブックの創始者など日本でも藤井聡太棋士が

いるそうです。教育では『自主性』が非常に重要視されていて自立に繋げて行くとの事。

私も細かい事は分かりませんが『不便に当たると考える。そして成長する。』幼稚園などでは

園庭を凹凸に造ったり水道の蛇口は捻るタイプで受けがなかったり、スリッパは大きい物を

用意したり、教室と教室の間に間仕切りがなく声などが聞こえたりしているそうです。

園庭が凹凸で走っていればそれに対応して走る様になるし、水道の蛇口は調整を覚える。

下の受けが無ければ上手く水が跳ね返って濡れる事を防ぐし、大きなスリッパはどうしたら上手く

動かす事が出来るか考えたり対応しようとする。間仕切りは他の音が聞こえても気にならなくなっ

たりする。常に静かな所に居るとちょっとした音でも気になったりする事もあるでしょう。

電車の中でのトラブルの元にもなりかねません。

昔、タイガーウッズが父アールウッズに連れられて工事現場のうるさい音の中でパターの練習を

していたと言う話を聞いた事があります。集中力を養うためです。集中する事で雑念が減ったり

ギャラリーの声も聞こえなくなるのでしょう。つまり『無心』状態になっていると思います。

邪念の無い頭や心をつくりたかったのではないでしょうか。今の世の中、怪我をしない様な工夫

や色んな器具や家電製品も使いやすくなっています。考えなくても直に使える様な施しもされて

いるものも多くあります。楽になりたいから文化、文明が発展したのも確かだと思います。

『不便に当たると考える。そして成長する。』当たり前かもしれませんがここでどう考えるかが

カギとなるかもしれませんよね。

我々が使っているキックミットなどの道具も使いやすさやデザインまでもが洗練されて来てい

ます。昔は高価なものだったので座布団などで対応したりもしていました。

創意工夫をする事で発見があるかもしれません。アナログな考え方も時にはいいかも。