< 行事予定 >
*10月14日(月・祝) 茨城県ビギナーズカップ(牛久運動公園 武道館)
*10月20日(日) 支部型試合(清水公園体育館)
*11月 3日(日) 全関東大会(茨城県武道館)
*11月30日(土) 全日本青少年大会・全日本壮年大会(東京体育館)
*11月30日(土)・12月 1日(日) 全日本空手道選手権大会(東京体育館)
※ ↑ 上記行事は予定変更・中止になる場合もあります。
※ ↑ 上記行事中は各道場休館になります。
< 体の使い方 >
一昔前までは日本人の身体能力と海外、特に欧米人との身体能力の差があるのでどんなスポーツ
をしても勝つ事が難しいと言われて来た。ボクシングなど軽いクラスでは活躍の場はあったが、
サッカーやバスケットボール、ベースボール等を見ても力の差は感じていた。
やがて、ベースボールで言えば野茂選手が活躍してピッチャーなら通用するのではないかと言われ
たが、その後イチロー選手が出て来てアベレージヒッターなら打者も通用すると言われた。
しかし今では二刀流、投手では二桁勝利、打者では本塁打王も獲れる選手が現れた。大谷選手は、
メジャーリーガーが驚くパワーを見せつけている。
車椅子テニスプレイヤーの小田凱人選手は170㎞の打球速度があり、トップスピードを誇る選手の
一人だと言う。普通、130㎞位のスピードの選手が多い中での驚くべきスピード。車椅子の選手の
足元をよく見ると足が固定されているので殆ど上半身からの力で打っている事が分かる。
小田選手は脇と肩と腕の連動が凄いらしくそのスピードが実現されていると言う。
話しをベースボールに戻すと、メジャーリーグでショートを守っている選手などがボールに飛び
付いて倒れた状態からノーバウンドで一塁に送球するシーンをよく見かける。一昔前までは日本の
選手は同じ状態でワンバウンドで投げていたのをよく目にした。これは身体の差と考えられていた
が今では同じ様にノーバウンドで投げる選手も多くなっている。
この数年で日本人の身体がこんなに早く進化するのか!そんなはずはない。
打者が遠くに飛ばすのも昔は体全体を使ってと言われてたがメジャーリーガーの様に腕だけで(そ
う見える)打つ選手も出始めている。これは思い込みの指導にも関係するのか⁉小田選手の所でも
話した連動、つまり身体の使い方と、そこの部位強化(筋肉トレーニングなど)が上手く使われて
いる結果ではと私は思っている。
今まではひょっとすると先入観や固定観念が邪魔をしていたのかもしれない。
大谷選手は身体が大きく足も速い。昔の日本人は体が大きいと足が遅いイメージがあったと思う。
極真会館が主催する世界大会に於いて日本人選手は外国人選手に対してパワーや体格差で苦戦を
強いられて来た。今では互角に戦える選手も増えて来たと思う。
そう言えば、先輩である黒澤浩樹選手は身体が重量級の選手としては小さい方だったけど
元ボクシング世界チャンピオンのマイク・タイソンの様に真っ向勝負で勝っていたなぁ。
(執筆日、9月6日は黒澤浩樹先輩ご生誕の日)
< 仙骨 >
ネットによると仙骨の役割は背骨の付け根に位置する為、上半身の土台としての役割があり、
さらにその負荷を両足に分散する役割もあると言う。又、歩行や跳躍の際の足からの衝撃も
分散する働きがある為、仙骨が損傷すると人間は立つ事が難しくなると言う。
仙骨は腸骨と靭帯で繋がっており、この関節は仙腸関節と言われる。つまり、この辺を解して
使いやすくする事で外力を受けた際に緩衝材の役割を担ったり、立ち姿や座位の姿勢のバランス
も整えてくれると言う。
仙骨の先に尾骨(尾骶骨)があります。尻尾は猿の仲間で言うと2500万年前に有るのと無いのとに
分かれたそうです。
チーターは尻尾でバランスをとる様に走り、牛はハエなどを揺すったり振ったりして追い払う。
オオアリクイは尻尾を体の上に乗せて、まるで毛布の様にして寝る(体を温める)。
ビーバーは尻尾を動かして泳ぐ。尻尾のある猿は木の枝に尻尾でぶら下がると言う様に様々な
役割がある。人間も母親のお腹の中では二ヶ月位までは尻尾があると言われる。
人間が直立二足歩行になったので今では臓器を支える様な筋肉を付ける場所と役割が変わって
いったがまだ解明されていない事があると思います。
私は通常稽古ではない時に最近はあまりやっていませんが使い古したロープなどで尻尾を作って
なるべく仙骨の近くに巻かせて音楽に合わせてシャドーをさせていました。目的は子供達が腰を
切ると尻尾が動くので楽しんでやります。(直に飽きますが…☺)その時に股関節を切る事を
覚えるからです。今思うと他に分からない何かが鍛えられていたのではないかと思っております。
尻尾があった元にあたる、仙骨やそれに関する仙腸関節を意識する事で何かが変わるのでは
ないでしょうか。