< 行事予定 >
*1月15日(日) 合同初稽古(清水公園体育館)
*1月21日(土) 埼玉県空手道選手権大会(岩槻文化公園体育館メインアリーナ)
*2月11日(土) 全関東空手道選手権大会(茨城県武道館)
*2月12日(日) 昇級審査(清水公園体育館)
*3月12日(日) 千葉県空手道選手権大会(組手:中学生以上・型)(清水公園体育館)
※ ↑ 上記行事は予定変更・中止になる場合もあります。
※ ↑ 上記行事中は各道場休館になります。
< 読書のすすめ >
新しい年になりました。今年も宜しくお願い致します。
毎年1月号は本に関してのお話をさせて頂いております。皆さん昨年は何冊の本を読みましたか?
一冊も読んでいない人もいると思います。本を読まなくてもマンガや雑誌など何かの活字に触れら
れた人は多いと思います。又、新聞を読んでいる人は本も読んでいると言う固定観念もありそうで
すが実際には分かりません。人によっては眠くなる、活字が嫌いだ、面白くない、面倒くさい、
時間が無いと思う人もいるのではないでしょうか。
昨年行われたサッカーW杯に日本代表として出場した田中碧選手は本を良く読んでいるそうです。
本を年間、或いは月に何冊読んだら沢山読んでいるかは人によって感覚が違うと思いますが、
例えば年間120冊だと月に平均10冊。年間36冊なら月に平均3冊。個人的には、月に3冊なら単純に
10日に1冊。これ位なら大学生でなければそれなりに沢山読んでいるのではないかと思います。
田中選手がどの位読んでいるのかは分かりませんが、愛読書は松下幸之助の『道をひらく』だそう
です。彼にとってのこのバイブルは色んな教訓を得ている様です。
田中選手にとっての読書とは『生きる上での軸』だそうです。本を読むための取っ掛かりとしては
まず興味を持ったものから読み始めたらいいと思います。
いきなり頭が痛くなる様な本は読んでいても直ぐに読みたくなくなると思います。その他に、折角
読み始めたのに間が空いたり長い時間を掛けてしまうと頭に入って来なかったり、忘れて内容が
分からなくなり話が繋がらなくなったりします。なので第1章、或いは第1節でも構いませんので
読む習慣付けをする事をお勧めします。段々本を読む事に慣れて来たら他のジャンルにも挑戦して
みて下さい。何となく毛嫌いしていた分野でも読んで見ると意外に嵌まるかもしれません。
私は世界史があまり好きではなかったのです。何故かと言うと、人名(カタカナ)や時代背景が
あまり掴めず想像する事が難しかったからです。しかし本の中である先生が世界史を知る事が大事
と書かれていたので何冊も読んでいるうちに面白くなっていました。名言も幾つか出て来ます。
例えばカエサルが元老院に反旗を翻してルビコン川を渡るシーンに『賽はなげられた』つまり、
もう引き返す事は出来ないと発したとされる言葉として書かれています。
今風に言うと『カードは配られた』でしょうか。
昔の国の名前も良く出てくるので当時ヨーロッパなどは大陸の中で目まぐるしく戦争が起こり国が
出来たり滅んだりの繰り返しで分かりずらいと思います。でも調べたり、何冊も同じ様な本を読む
と予備知識が出来て話が繋がって行きます。逆に日本史や古代中国史などは名前も漢字で表意文字
なので覚えやすく、古代中国史の人物名は基本音読みで偶に常用漢字でない地名や人名が出て来る
事もありますが多くは振り仮名があります。時代背景もなんとなく分かるのではないでしょうか。
ただ、世界史と日本史も別々に読んでいるので世界中の年代の出来事の繋がりが分からなくなった
りします。例えば人物で1600年頃日本では徳川家康が活躍しましたが世界ではシェイクスピアや
エリザベス1世が登場し、中国では明の時代です。
日本の学校の教科書が世界史と日本史が一緒になる『歴史総合』を文部科学省が導入すると発表
され調べてみると2022年と書いてありました。これで頭の中で世界史と日本史が繋がるのでは
ないでしょうか。それなりに本を読んで行くと自然と少し厚い本や少し難しい本も手にする様に
なると思います。今年は普段本を読まない人も挑戦してみては如何でしょうか。
最後に私が読んで面白かったり、ためになった本を10冊(上・下刊別)選んでみました。人によっ
ては勿論つまらないと思う人もいますので私の主観です。
・税金の世界史(ドミンク・フリスビー)
・偉人の年収(堀江宏樹)
・世界の民族超入門(山中俊之)
・座右の寓話(戸田智弘)
・威風堂々(上・下)(伊東潤)
・時事教養大全(齋藤孝)
・20の古典で読み解く世界史(木村凌二)
・禁断の中国史(百田尚樹)
・心が強い人はみんな『支える言葉』をもっている(齋藤考)
・発達障害という才能(岩波明)
< 情熱(パッション) >
先日、ある芸能人が箱根駅伝で優勝した駒澤大学に対してインスタグラムで大八木弘明監督の
好きな言葉を使い『情熱に勝る能力は無し』の言葉を入れていた。
情熱と言う言葉は沢山の偉人が残している。幾つか拾ってみる。
・あらゆる偉業は情熱の産物である(ハリー・トルーマン)
・どんな偉業も、あふれる情熱なしには成し遂げられない(ラルフ・ワルド・エマーソン)
・情熱なしに出来る事はすべて無価値である(マックス・ウェーバー)
・情熱を持つ1人は、情熱を持たない100人に勝る(ウォルト・ディズニー)
・本気で夢を叶えたいなら、あふれんばかりの情熱が必要よ(マリリン・モンロー)
・いかなる天才も熱情によって産み出される(アイザック・ディズレーリ)
まだまだ沢山あります。
情熱と魂がセットでよく語られますが、内に込めた熱い体の一部分が放たれる感じですかね☺
可視化すると『カメハメ波~』って感じですかね(笑)最後のアイザック・ディズレーリは
18世紀の終わりから19世紀の始め頃イギリスで活躍した政治家で幾つも明言を残していますが
『いかなる天才も熱情によって産み出される』と言う最後に載せた文の中で『情熱』ではなく
『熱情』と書かれている事にお気付きになったでしょうか⁉この熟語が反対に成っている。
つまり、倒置法で『熱』が前に来る事でより熱量が協調される。しかし日本では殆どの場合
情熱が使われていると思います。簡単に情熱と言ってもこれは、物凄いエネルギーを使います。
なので目標、目的、強い意志、思い入れ等が無ければ中々情熱を発する事が難しいと思います。
人間は楽になりたいから文明に繋がった部分が大きいと思います。歩くのが大変だから乗り物が
出来、今の家電等もそうだと思います。それらを造るにも色んな苦労、情熱が必要です。
トーマス・エジソンの伝記を読んでも感じると思います。その中には人々を楽にさせたいとか勿論
ビジネスも絡んできます。そうでないと出資、或いは投資をしてくれる人がいなくお金が集まらな
いので目的が達成できません。
明治維新になって今から150年前の1872(明治5)年10月14日に開通した日本初の鉄道(新橋~横
浜)も莫大なお金が掛かるため、ビジネスとしてイギリスが汽車等を売り、出資金もロスチャイル
ド(銀行)が融資をしました。今までの話を聞いていると、情熱にはお金が絡むと思われてしまう
かもしれませんが、そうではありません。やり方によっては或いは、物事次第で状況が違います。
我々の空手も覚悟を決めて戦った先輩方の勇士が沢山いました。今の様に中々本戦で決まらず身体
も本当にボロボロになり沢山の事を犠牲にして戦った勇士たち、私達の世代はその姿を目の当たり
にし、その熱量、情熱を直に感じておりました。
今年は4年に1度の世界大会が開催されます。当支部からも昨年女子の全日本チャンピオンに輝いた
鵜沢菜南選手が出場します。是非情熱を持って戦い抜いて欲しいです。
我々は是非会場に行って応援しよう!!