< 行事予定 >
*10月 1日(日) 群馬県大会(高崎市中央体育館)
*11月 3日(金・祝)・4日(土) 全日本大会(東京体育館)
※ チケットは各道場にて♪割引販売中♪
*11月19日(日) 支部昇級審査(清水公園体育館)
※ ↑ 上記行事中は各道場休館になります。
< 『うさぎとカメ』 第1部 >
先日書店でイソップ物語やグリム童話などを違った目線から観た書物があったので購入しました。
私は少し分厚めの本や堅い本などを読むのが続いた時、気分転換として漫画(ゴルゴ13、ブラックジャック
、笑うセールスマン、三国志など)コンビニで販売されている物を購入したり、少し緩い本を挟んで読んだ
りします。その本は『ビジネスマンのための新しい童話の読み方』と言う上阪徹先生が書かれた物
です。幾つかの物語が収められていますがその中の2つを紹介します。
皆さんもご存知の『うさぎとカメ』ですが、一般的にはうさぎがカメをバカにして負ける分けが
ないと高を括る。しかし結果は余裕で居眠りをしていたうさぎが負けると言う平たく言うと
そう言う話です。この物語の中にはうさぎとカメの目線の違いが書かれています。カメはうさぎを
気にする事なくただ目標(ゴール)に向かって一所懸命邁進しています。一方うさぎはカメだけを
見て力を発揮せず負けてしまったと言う事です。この物語の中には人の事を侮ると痛い目に遭いま
すよと言う忠告があると思います。しかし良く考えると私は目標設定を間違えると痛い目に遭いま
すよと言う事も含まれているのではないかと思いました。うさぎがカメではなくカメと同じゴール
を目標にしていたらもともとパフォーマンスの差があるうさぎが勝ったと思います。
しかし途中で足を怪我したりお腹を壊したりするかもしれない。実は優しい物語に見えますが
『察する』事で色々見えてくる気がします。この本は色んな見方をすると違った見解が出来る
と言う事を教えてくれます。
< 『オンドリとワシ』第2部 >
この内容を平たく言うと仲の悪いオンドリ同士が喧嘩して負けたオンドリを家の陰に追いやった。
勝ったオンドリは屋根の上に行き大声で叫んだ。『見たか俺が一番強いんだ』と言うがワシが
空からスーッと降りてきてそのオンドリをまさに鷲掴みにして空高く飛んで行きました。
解釈としては上には上がいるから調子に乗るなと言う教えかと思われます。子供なら『この後
ワシに連れて行かれたオンドリはどうなったのかな⁉』とか『負けたオンドリはその後元気に
なったのかな⁉』などと思うかもしれません。先程のうさぎとカメと同じ様に違う視点から考えて
見ると単純に本来の解釈だけではなくもっと深い意味が隠されているかもしれません。
例えば人に攻撃(口などで)している人は先生や親に叱られる、或いは攻撃された子はその後
人間不信になるかも知れません。なので弱い者いじめはいけないよ!と言う教訓になったり
色んな事、道徳や秩序、思慮などを教え諭してくれていると思います。
その他に北風と太陽、皇帝の新衣装(裸の王様)など全35話が書かれています。自分に置き換えて
見たり考えたりして楽しんではいかがでしょうか!
その他に出口治明先生の『教養は児童書で学べ』の本もお薦めします。