< 行事予定 >
*4月 2日(日) 千葉県大会(浦安市運動公園総合体育館)
*4月15日(土) 国際大会(東京体育館)
*4月16日(日) 世界ウエイト制大会(東京体育館)
*5月14日(日) 千葉県少年大会(柏市中央体育館)
*5月21日(日) 昇級審査(清水公園体育館)
※ ↑ 上記行事中は各道場休館になります。
< 大山総裁命日 >
4月26日は、大山総裁の命日です。1994年(平成6年)4月26日午前8時、
肺癌による呼吸不全のため聖路加国際病院で亡くなられました。(70歳)
我々が極真空手ができるのは総裁が創られたからで、その恩恵を受けています。
感謝の気持ちを持ってこの日を迎えましょう。
< 貞観政要 >
皆さん『貞観政要』をご存知でしょうか。唐の時代(中国)第2代皇帝・太宗(李世民)の
言行録です。唐の名臣に魏徴(ぎちょう)と言う人がいて高祖李淵(りえん)の皇太子の
教育係でした。皇太子の長男、李建成(りけんせい)に魏徴が弟を殺しなさい。さもないと
あなたが殺されます。と助言し続けましたが行動できず殺されてしまいました。しかし、
太宗となる弟の李世民は自分を殺す様に助言し続けた魏徴を許し『私の傍で片時も離れず、
私の悪口(諌める)を言い続けてくれ』と言い自分の参謀にし後世に残る名君となったのです。
今では帝王学の指南書ともなっています。
昔、貞観政要を読んだ事があったのですが、改めて読んでみると今では少し予備知識もあり
感じ方も違っていました。皆さんも一度触れてみては如何でしょうか。
最近思う事があったのですが少年部で言い間違えを指摘する子が増えていると感じました。
時代も違いますが私の頃は言い間違えを指摘したら叱られ、酷い時には殴られたと思います。
彼らは人生経験が少ないこともありますが、本当の事、正しい事を言ってなぜ注意されるのか
分かりません。ある時少年部でその様な上級者の子に基本の元立ちをさせたところ、技の言い
間違いをして下の子供に『違うよ!』と言われ怒っていました。人は何かを強く言われればいつか
強く返す。言う以上は言われると言う事、つまり善い事を言えば善く返り、悪く言えば悪く返り、
揚げ足を取れば取られると言う事。今では彼は私を助けてくれる存在となりました。
欧米的に考えれば彼らの方が支持されるかも知れませんが、私は貞観政要の事を思い出し
彼の様な間違いを指摘してくれる人がいた方が本当は良いのではないか。そして、魏徴の様に
叱ってくれていたのかも知れません。
(クビライ『モンゴル帝国5代皇帝』ハンは魏徴の様な人物を探していたと言われています)
< 言霊 >
言霊とは言葉に宿ると信じられた霊的な力と辞書などには書いてあり又、声に出した言葉が
現実の事象に対して何らかの影響を与えると信じられ、良い言葉を発すると良い事が起こり、
不吉な言葉を発すると凶事が起こるとされたと言う。前に『無理!』『もうダメ!』と言う子が
たくさんいると言う様な話をしたと思います。相変わらず『もう無理!』『もうダメ!』と言う子が
たくさんいます。私の子供の頃はこの様な言葉を言ってはいけない。あるいは怒られると思い
表向きには発しなかったと思います。人は感化されます。上の子が言うと下の子も言います。
『疲れた!』と言って座ると下の子がこれをまた真似る。逆に稽古などで模範になる様な子が
大きな声で気合を入れ稽古をすると皆、真似をする。『優勝したい』と思うより『優勝する!』と
思えばより強く感じる『絶対優勝!それ以外は無い!!』と強く思えばそこへ近づく。
勿論それだけの稽古をしなければ本気でその様な言葉は出ません。
普段から『無理』と発すれば周りの人も冷ややかな目で見て道場の雰囲気も悪くなります。
何かの本に書いてあったのですが『できない理由』を先に考えるな。突き抜けられる人と
そうでない人の違いは、物事を『できない理由』から考えるか『できる理由』から考えるのか
それだけだと。突き抜けられるかどうかは能力の差ではなく、意識の差なのであると。
何事も『できる!』と言う前提に立ってそこから『できる理由』を考えていくのだとの事。
何事も前向きに考えると言う事でしょうか。