下総ファミリー80号 2015/03/25

< 行事予定 >

*4月18日(土)・19日(日)  国際親善大会(東京体育館)

*5月10日(日)  下総支部昇級審査(清水公園体育館)

*5月24日(日)  千葉県少年大会(柏市中央体育館)

*6月6日(土)・7日(日)  全日本ウェイト制大会(大阪府立体育館)

*6月28日(日)  下総支部交流試合(清水公園体育館)

※ ↑ 上記行事中は各道場休館になります。

< 全日本ウェイト制大会 >

6月6日(土)・7日(日)大阪府立体育館に於いて、全日本ウェイト制大会が行われます。

今年は4年に1度の世界大会選抜戦にもなっています。支部からは軽量級に2名、

世界チャンピオンの小沼隆一初段(愛宕)と初出場の高校生、奥寺勇輝二級(松伏)が

出場します。応援宜しくお願いしま~す!!

< 交流試合 >

6月28日(日)清水公園体育館に於いて、下総支部交流試合が行なわれます。

大きな大会への第一歩! 進んで参加しましょう!!

< 新道場生紹介 >

山形支部より移籍  柳 玲音初段(せんげん台道場)

名前:柳 玲音(やなぎ れおん)

身長:164cm

体重:73kg

段位:初段

山形支部より4月から東京国際大学に通う大学生。

人間社会学部で身体の仕組み等を勉強し、スポーツインストラクターや

中学・高校の体育教師の資格取得を目指しています。

空手では大きな大会で活躍できるような選手を目指すとの事です。

彼女募集中の18歳です

《 塩島先生より一言 》

空手に対して非常に真面目で純粋に“強くなりたい”と言う気持ちが伝わる

稽古態度です。打たれ強く技も重い。正直で真面目な性格を反映した

まっすぐな組手です。との事です。

< 容姿・所作・動作 >

皆さんは、容姿・所作・動作等気にしていますか?

容姿、例えば道着を着た時、白帯と黒帯の人では着こなしが違いますよね。

サラリーマンでも普段スーツを着ている人はある程度決まってますよね。

普段スーツを着ていない作業員の方や現場で働いている方はネクタイを

絞めるにも一苦労します。道着は上級者になれば着こなしは出来るかもしれませんが

汗等をかいたにもかかわらずまた次の稽古に着てくる。カビも生えるし臭いも出る

これではいけませんよね・・・・ 

いくら素晴らしい方でも後輩等に尊敬されなくなります。

組手の試合でもぐちゃぐちゃにサンドバッグを叩いているとその形が身について

戦っている姿が出てしまい“あの人強いけどかっこ悪い”と言われたりします。

所作、ある道場で二人の若者がミット打ちやサンドバッグの稽古をしている時、

ラウンド毎に倒れて“アー”。ラウンドを全部こなしたら大の字になって死んでしまいそうに

なっていました。その若者は勘違いをしていました。支部の選手会に出ると桁違いの稽古をし

全日本選手がトイレに行って吐いたり余りにも厳しい稽古のためフラフラになって最後に

やりきって倒れたりしている姿を見てある意味真似をしていました。若者二人に私は

“一回一回倒れたり苦しい顔をしていると癖になるぞ!”と言い聞かせました。一人の若者は

それ以来倒れたりしなくなりましたが、もう一人の若者は相変わらず倒れていました。

スパーリングをしている時いつも倒れている若者は顔を少し掠めるだけでもすぐにオーバーな

リアクションをする様になり、もう一人の若者は多少顔面に貰っても微動だにせず事を為していました。

例えば試合中軽く顔面に突きを貰ったとき、反則だからアピールしなければと思ったらそれは弱さに

繋がると思います。まず気持ちを下げた状態から戦うことになるのです。すぐに戦うと周りから

“なんだ大したこと無かったのかオーバーな奴だ”と思われたくない為に少しダメージの有る振りをして

戦い始めたり気持ちの弱さの練習になる危険性があるのです。それより多少の事ならその痛みを

“ガッツ”に変えて覚醒させて気合を入れながら戦ったほうがプラスになると思います。本当に凄い

ダメージなら周りも分かると思うし実際倒れます。相手も分かるのでその場で謝ったり“しまった!”

という表情をします。

最後に動作ですが、これは恥ずかしいことに私事にもなってしまうのですがある斯道の大家に教えて

頂いた事なのですがその大家(師範)と我々4、50代の先生方6人の話の中の出来事です。

師範からの許しが出て安座で話を20分位聞かせていただき話が終わったとき師範は“サッ!”と

立ち上がられてその場を去ろうとされたとき我々は“ウー!”“ヨッコイショ”あるいは腰を叩き

年寄り?!の様に立ち上がりました。師範はそれを見て“君達はなんと情けない。所作動作を

美しくしなさい”と言われました。師範が去った後で我々は“師範はさすがだ。我々とは違うな~”と

皆が口を揃えて言いました。ある日私は師範との食事会のときにその話題になり師範が

『実はな私だって“アー”だの“ヨッコイショ”だの腰も痛いし叫びたいよ!!しかし先生たるもの身嗜み

所作動作をきちんとしないと怪しまれて尊敬されないよ』と。その時“あ、師範は形を作られていたんだ”

と気づきました。そう言えば師範は常日頃から“老いの話はするな”と言われていました。我々ぐらいの

年齢になるとついつい病気自慢や怪我のことを歳のせいにしたりします。そうすると何事もするのに

歳だから等とやらなかったり老けていきます。師範は60半ばにもかかわらず今でも誰よりも強くて動きが

機敏です。なので師範だから出来るとつい思ってしまうのですが実はそういう考え方、努力があったのだ

と。当たり前ですけど気づかせてもらえました。

皆さんも容姿・所作・動作を少しでも考え実行されてはいかがでしょうか。

< 道場生募集 >

下総支部では新年度を向かえ新規会員を募集しております。是非ご紹介下さい。

☆★☆ よろしくお願いしま~す ☆★☆