下総ファミリー118号 2022/01/13

< 2022年 年間行事予定 >

* 2月20日(日)  千葉県大会(バルドラール浦安アリーナ1階メインアリーナ)

* 2月27日(日)  昇級審査(清水公園体育館)

* 3月13日(日)  午前 → 支部少年部型試合(清水公園体育館)

午後 → 一般部合同稽古(清水公園体育館)

* 4月16日(土)・17日(日)  極真祭・全日本大会(東京体育館)

* 5月29日(日)  昇級審査(清水公園体育館)

* 6月19日(日)  支部交流試合(清水公園体育館)

* 8月 7日(日)  合同稽古(清水公園体育館)

* 9月 4日(日)  昇級審査(清水公園体育館)

*10月30日(日)  支部型試合(清水公園体育館)

*11月19日(土)・20日(日)  全日本選手権大会(東京体育館)

*12月       千葉県少年部団体戦

※ ↑ 上記行事は予定変更になる場合もあります。

※ ↑ 上記行事中は各道場休館になります。

< 読 書 >

皆さん今年も宜しくお願い致します。

1月は毎年読書についてのお話しをさせて頂いております。何時も言っておりますが山田先生の

ブログ(本棚の整理)を閲覧してから書かせて頂いております。近年、山田先生と被った本が

ありません。一年間に出される新刊の多さを再認識しました。自分の過去に読んだ本を年間で

見てみると当時、自分の考えていた事や時世、その頃の興味などが感じられます。長年で見て

行くと、ジャンルが変わったり本が厚くなったり難しいものに移って行ったりするのも分かり

ます。私の場合は偏った(好みの)本の読み方をしていましたが、段々色んなジャンルに移って

行ったり、小説をあまり読まなかったのですが、半分位が小説の類になったりしていました。

私は立場的に生徒に話す機会が多いため本の力を借りてアウトプットする事も多々あります。

読書をすると漢字を覚えたり、語彙力の向上、思考力や教養も身に付き視野も広がると思います。

昔の人が考えていた事など人生に役立つヒントも得られると思います。残念な事に或データーには

日本の大学生の約半数が読書時間ゼロと言うのが載っていました。プライベートで1年間に読む本

は平均2.5冊とも。何人の大学生に聞いて纏めたものかは分かりませんが、それにしても少ないと

思います。恐らく漫画やゲームに費やす時間はもっと多いと推測出来ます。今この文章を読んで

下さっている方は、昨年1年間でどの位本を読まれたでしょうか?一番勉強しなければならない

大学生が2,3冊なのだからゼロの人もかなりいますよね。私は極端に言うと読まないよりは

漫画でも良いと思います。実際、水滸伝や三国志演義などの漫画を読んでから本を読むと予備知識

があるため、その後でその本を読むと頭に入りやすくなります。

三国志演義での登場人物は調べたら1192人で、そのうち武将だけでも437人もいます。

ウィリアム・シェイクスピアの作品ではやはり登場人物が多いので(三国志演義程ではないです

が)私は相関図を書いて読んでいました。人との会話で喩えを使う時、中国の故事成語から使われ

たり、欧米の人達は聖書やシェイクスピア作品から使われたりします。その他外国の方は自国の

歴史も勉強しているので詳しい人も多いと聞きます。皆さんも今年の目標に稽古に少しでも多く

出る事と本も少しでも多く読む事を入れてみては如何でしょうか。最後に昨年私が読んだ中で

ためになったり良かったと思う本を10冊(上・下刊別)割愛して載せます。

・野良犬の値段(百田尚樹著作)

・百田尚樹の新・相対性理論(百田尚樹著作)

・京都はユダヤ人泰氏がつくった(田中英道著作)

・天皇という『世界の奇跡』を持つ日本(ケント・ギルバート著作)

・新・共産主義に破壊されるアメリカと日本の危機(ケント・ギルバート著作)

・2022年日本は大復活する(ケント・ギルバート著作)

・山田方谷伝(上・下)(宇田川敬介著作)

・救国のアーカイブ(倉山満著作)

・安藤昇 侠気と弾丸の全生涯(大下英治著作)

・テクノキング イーロン・マスク(竹内一正著作)

< 左 利 き >

下総ファミリー79号(2015年1月)7年前になりますが『左利きは天才が多い』と言うのを

載せました。詳細は上記をご覧下さい。今回も続きとして載せたいと思います。

『すごい左利き』の著者 加藤俊徳先生の書籍から幾つかピックアップしました。加藤先生は1万人

の脳を観た名医との事でしかも、書籍の帯には『天才か、変人か』と書かれていて見た目に

インパクトがある本です。その本に両親が共に右利きの場合子どもが左利きの比率は9.5%

両親が左利きと右利きの組み合わせからは19.5%の確率で左利きが生まれ、親が二人とも左利き

の場合は子どもは26.1%の確率で左利きになるとありました。(利き手を決定する遺伝子はまだ

見つかっていない)また、説として右利きが多いのは言語脳である左脳を発達させた人類は左脳が

動きをコントロールする右手を良く使う様にした(なった)と言うものと、すでに石器時代には

右利きの数が多く右手を使う道具が多く作られて来たからと言う環境説があると言います。

150万から200万年前の猿の頭蓋骨が見塚から沢山発見され、左側に傷を負ったものが沢山あり

当時の人間の多くは右手に斧を持っていたと考えられるとの事。その他に約40万年前に出現した

現生人類に最も近いヒト属であるネアンデルタール人では道具を使う場合にも、すでに右利きが

多かったとされるデータが示されているとも書かれていた。左利きは右利き前提の世の中の事を

左利きでやったらどうなるかを考えたりするので(指の角度や動かし方など)細部に渡り観察しな

ければならない状況に置かれているため必然的に注意深く見る力が身に付いて来る。

左利きはミラードローイング、つまり鏡に映って反転した像を鏡を見ながら描く事⦅左利きは右利

きの行動を見ながら毎日の様にミラードローイングをしている様なもの⦆をしているのと同じで

人間は不自由な環境にある程、創意工夫し高い能力を発揮する。私の道場では30分間、普段文字を

書かない方の手で沢山自分の名前を書かせたりした。(小学3年生までは利き手で綺麗に書かせた)

普段、右手で書いている人は左脳を主に使っているので左手で書くと右脳を使うので右脳を鍛える

事になる。左脳は言葉や計算、そして論理的、分析的な思考をする『直列思考』が得意で、

そのためどうしても『これまで』とは離れた斬新な考えが生まれにくいと言う。

右脳は『並列思考』で音楽を聞いたり、絵を描いたりする時に活躍します。その他に3分間、利き手

でない方で何かを黙々と書かせて1分間激しめのシャドーをさせる事を5セットさせる。

これをする事でどう変わるかはまだ分かりませんが変わった事をすると子どもは面白がってやりま

すので、結果が出なくてもマンネリ化を防ぐ意味でも良いのではないかと思います。

最後に左利きの天才の名前をザッと載せます。アリストテレス、アインシュタイン、エジソン、

ダーウィン、モーツァルト、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ピカソ、ビルゲイツなどで、その他に

大統領ではジョージ・H・W・ブッシュ、ビルクリントン、バラク・オバマなどの名前がありまし

た。また、左利きは両方の脳をより使うので言葉を使って考えを纏めるのに少し時間がかかる傾向

があり話すのが得意な左利きは確率から言うと少ないと言う。

興味がある人は一度書店などで見てみては如何でしょうか。絵や図が入って読みやすいですよ。