昇段レポート(寺峯典子) 2024/02/20

 

井原道場 寺峯 典子 

空手を始めて約10年、この度昇段審査に挑ませていただきました。

受けるまでは不安でしたが、師範をはじめ、師範代、黒帯の先生方、一緒に審査を受けた道場生、見学されていた方々から励ましの言葉や、元気を頂き頑張れました。ありがとうございました。

私は10年前、主人と当時小学1年生だった娘と一緒に入会しました。入会した理由は、娘と何か一緒に運動がしたかったことと、自分の体力に不安があったからです。井原道場で空手をしていた友達から「体験来てみる?」と誘われたのがきっかけでした。友達がいたことと、当時は女性の先生が指導されていたので緊張もなく、道場の雰囲気も明るく、道場生が楽しく稽古をしてるのを見て私も娘も体験1回目で「やりたい!」と思い、主人も巻き込んで即入会しました。

始めたころは全ての動きについていくのが精一杯で、毎週筋肉痛になっていましたが、楽しく稽古に行っていました。

井原道場は週1回の稽古なので、青帯になったころから他の道場の稽古にも行くようになりました。この頃は大体の動きができるようになっていて、もっと頑張ってできるようにならないといけないと少し自分に厳しくなっていたと思います。特に組手は打たれ慣れていないし、自分からも攻撃できないし、小学生の男の子にガンガン打たれて蹴られて痛いししんどいしで、稽古に行くのがしんどい。でももっと頑張らないと上手くならないと自分に言い聞かせて稽古に行っていました。この頃は楽しく稽古はできておらず、ただ行っていただけでした。そんな時、矢掛道場で指導されていた先生から「無理したら続かんよ。週1回でもな、本気で稽古してたら時間はかかるけど絶対に黒帯になれるからぼちぼちやってみ。続けるのが大事なんよ。」と言われ、勝手に自分で背負っていたものが軽くなり、ものすごく気持ちが楽になりました。「~しないといけない」という考えが、今これを「やる」か、「やらない」かという考え方に変わり自分が「やる!」と決めたら前向きな気持ちになり、自然と稽古の回数も増え、また楽しく稽古ができるようになりました。

娘が5年生の時、5歳になった息子も入会し、我が家は空手一家になりました。それからは、家族で型・組手の試合に出場するようになり、私も何回かは入賞することもできましたが、ほとんどが悔しい思いをしています。ですが、もう試合に出たくないとは1度も思ったことはありません。反対に試合に出る度に課題が見つかり、次の目標が出来てそこに向けてまた頑張ろうと気合が入ります。組手の試合に出場するようになってからは、私よりももっと前から試合に出ていた主人にアドバイスをもらったり子供達にも筋トレに付き合ってもらったり、現在井原道場で指導されている池田先生に、稽古が終わってから自主練に付き合って頂いたり、別日に稽古をして頂いたり、他の道場で指導されている先生方や先輩方からも熱心に教えて頂いたり、本当に色んな方々にお世話になり心から感謝しております。なかなか教えて頂いたようにはできないですが、いつか良い結果を出して恩返ししたいと思っています。

その為にもより一層周りへの感謝を忘れず、目標に向かって楽しく進んでいこうと思います。

これからも寺峯家を宜しくお願い致します。

押忍!