下総ファミリー91号 2017/01/25

< 2017年 年間行事予定 >

* 2月 4日(土)・ 5日(日)   冬合宿(那須塩原)

* 2月26日(日)   昇段昇級審査(清水公園体育館)

* 4月 2日(日)   千葉県大会(浦安市運動公園総合体育館)

* 4月15日(土)   国際大会(東京体育館)

* 4月16日(日)   世界ウエイト制大会(東京体育館)

* 5月21日(日)   昇級審査(清水公園体育館)

* 5月14日(日)   千葉県少年大会(柏市中央体育館)

* 6月18日(日)   支部交流試合(清水公園体育館)

* 7月17日(日)   関東大会

* 9月17日(日)   支部型試合(清水公園体育館)

* 11月 3日(土) ・ 4日(日)   全日本大会(東京体育館)

* 11月19日(日)   昇級審査(清水公園体育館)

* 12月17日(日)   千葉県少年部団体戦(柏市中央体育館)

※ ↑ 上記行事は予定変更になる場合もあります。

※ ↑ 上記行事中は各道場休館になります。

< 昇段審査 >

2016年11月20日(日)昇段(昇級)審査が行われました。

飯塚博之(一般部・愛宕)、齋藤海瞳(少年部・松伏)の2名が昇段しました。

☆★ おめでとうございます ★☆

< 読む力 >

ここ3年間、1月に読書関連の記事を載せています。ある程度の数、本を読む様になってから

自分の事で気づいた事があり、小さな事で悩んだりしなくなっていました。国の憂えや、

社会情勢を考えれば大した事ではない。人間は時間と共に忘れてしまう。

人に攻撃(言葉などで)する人も読書をする事で色々学び、人としての器が大きくなると

思います。知識は己の武器と成り自分を護り強くしてくれます。

ある道場では稽古生やその父兄に本の貸し出しをしています。最初は一冊につき一週間

にしていたのですが期日が短いとの事でなるべく早くという事で貸し出しをしています。

人は様々で読んですぐに返す人は又借りて行きます。ある人は半年近く掛かって一冊を

返す人もいて聞いてみると借りたはいいが読む時間(暇)が無いと言います。

しかし実際は(失礼ですが)言い訳に近いと推察できます。細切れ読みや一章だけ読んでも

前へ進むと思います。他には借りたまま返さない人も数人います。

我々武道をしている人間として何を読んだら良いのか!?

パッと私的に頭に浮かぶのは宮本武蔵などの古典(歴史)物ですが、最近では山田本部長が

著された『極真空手50年の全技術』はとても参考になり、懐かしくもありました。

山田先生でなければ完成しえなかった物と思いました。本は自分の好みを選びがちですが、

色々読むと違う発見もあります。

余談ですが、佐藤優(作家、日本の外交官)氏は月に300冊(多い時で500冊)読むそうです。

勿論、超速読、普通の速読、熟読と3種類に振り分けて読んでいるそうです。

話は少し変わりますが、これもある道場で一般部の稽古の時、稽古生に新聞を読んでいる人

と言うと20数人いましたが、一人も手を挙げませんでした。新聞を取っている人!?と言うと

二人が手を挙げました。私は驚きましたが新聞を取っていない理由を尋ねると、“お金が掛かる

から”、“読まないから”、“携帯で見れるから”等・・・

私はこの事からたまに『今日の新聞の見出しは何だろう!?』『円はいくら?昨日より高い?』

『ユーロは?ポンドは?』『日経平均は?』と聞いたり、新聞の切り抜きを貼ったりしています。

質問されるかも知れないと思うと予習をしたり、切り抜きを貼ると見て読んだりしています。

少年部には『日本の首相は誰?』『官房長官は?』答えられた人には拍手喝采です。

皆さんお気づきだったでしょうか?支部長も本と新聞をよく読まれています。合宿でも食事の

後新聞をいつも読まれていました。昔は父親が毎日新聞を読み家族がテレビ欄を見ていました。

今は色んなツールがあるので必要ないのかもしれませんが、アナログにはアナログの良さが

あると思います。今はデジタルの時代なので勿論電子書籍類などを使っても良いと思いますが

是非活字を利用し知識を得て向上しましょう。

PS.私が昨年読んでためになったり、面白かった本です。その他沢山ありましたが割愛させて頂きます。

*仕事に効く教養としての『世界史』 全2冊    出口治明

*新聞力                     齋藤孝

*雑談力                     百田尚樹

*天才                      石原慎太郎

*冤罪                      石井一

*村上海賊の娘 全4冊               和田竜    等など

< 礼節と長上 >

道場訓の中に礼節を重んじ長上を敬しの文があります。もの凄く簡単に言うと、社会のルールや

マナーを守り、先生や目上の人を敬うと言う事になると思いますが、実際にどの位の人が出来て

いるのでしょうか。今年の支部鏡開きの時に、年末の大掃除をした人?一年の締めの挨拶を

先生にした人?と質問しました。

孔子は礼儀には厳しい人でした。だからこそ沢山の弟子が来てしかも敬われたのでしょう。

昨今年賀状がライン(SNS等)に変わり、お飾り、門松も少なくなり、車のお飾りや国旗の掲揚は

ほぼ見なくなりました。私が年賀状を出した稽古生からはメールで後から『あけおめ』と・・・

昔だったら失礼極まりない事ですが送ってこない人よりはまだましかと思ったりしています。(笑い)

父兄でも若い人が多くなってきたので道場内での帽子、飲み物はあたりまえ。

過去にはスケートボードで来ている父兄(父親)もいました。勿論注意はしますが理由を聞く父兄も

いるので説明します。困るのは体験に来た父兄です。帽子を注意して(優しくですけど)暫くしたら

何も言わず出て行ってしまいました。私的にはマナーは自然と覚えていくものだと思っているので

いちいち説明する事に違和感があります。周りを見ても公共施設やファミリーレストラン、電車の中と

自己中心的な人だらけです。自分ではおそらく人に迷惑をかけていないと思っているのでしょう。

その他清潔にも気をつけなければいけません。

道着やサポーターの洗濯、お風呂に入るとき、頭や体を洗うのは当たり前の事。これも礼儀です。

愚痴ばかりに聞こえてしまうかもしれませんがこれが現状です。

冒頭の鏡開きでの話は現場で話したのでここでは触れませんが、孔子らについて弟子たちが

書き残した論語は今から2500年前の事が書いてます。触れた事のない人は一度触れて見ると

良いと思います。礼節を重んじ長上を敬せば粗暴の振る舞いは慎む事に繋がると思います。