世界ウェイト制2 2013/05/19

準決勝、相手はウクライナのエルダー・イスマイロフ選手。今大会の最大の山場となる強敵!18歳の若さながらヨーロッパ軽量級を制し、超新星と謳われる選手。組手スタイルは、左右どちらでも蹴れる鋭い上段回し蹴りに左の下突きを絡め、相手が効いたとわかると一気にラッシュしてきて最後は胴回し回転蹴りへと繋ぐ倒す組手!少しも気の抜けないイヤな相手です(;´Д`A

試合が始まると180センチの長身から繰り出される鋭い上段に、突きから下段へとジワジワと相手を削っていく隆一君。一進一退の攻防はまたしても延長へ。こうなってくると隆一君ペース!瀬戸口支部長より授けられた下段回し蹴りと門井さんに吐くまで追い込まれるスタミナ稽古が活きてくる。最後まで恐ろしく鋭い上段を蹴る相手をなんとか振り切り延長戦で勝利!よっしゃo(`ω´ )o

本人イマイチ納得してないのかもう1回延長やりたそうな顔をして試合場を降りてきたのが印象的でした。

最大の難敵を退けいよいよ決勝戦。ひとつ山を越えたと思ったら息つく間もなくさらなる大きな山。これが極真空手のトーナメントの厳しさ。体力的にはもちろん、精神的にもすり減って徐々に身体を蝕んでいく。疲れて弱気になる人もいますが、隆一君はどんなに疲れていても自分で自分を追い込みキツイ練習を積み重ねられる人。そして軽量級の全日本チャンピオンとしての責任。そういったものが苦しい状況でも、心が折れず彼を支えているように見えました。

いよいよ決勝戦。あと1試合。

続きます( ̄^ ̄)ゞ