下総ファミリー90号 2016/11/29

< 行事予定 >

*12月 4日(日)   秋季関東大会(茨城県武道館)

*12月11日(日)   千葉県少年部団体戦(柏市中央体育館)

* 1月 8日(日)   下総支部滝浴び&鏡開き

(滝浴び→筑波山、鏡開き→愛宕道場)

* 2月 4日(土)・ 5日(日)   冬合宿(那須塩原)

※ ↑ 上記行事中は各道場休館なります。

< 冬季休館のお知らせ >

【年内最終稽古】 【年始初稽古】

*愛宕道場     12月27日(火)   1月7日(土)

*我孫子道場        12月27日(火)   1月7日(土)

*湖北道場     12月25日(日)   1月6日(金)

*松伏道場     12月27日(火)   1月7日(土)

*流山道場     12月26日(月)   1月4日(水)

*せんげん台道場  12月27日(火)  1月7日(土)

< 冬合宿 >

2月4日(土)・5日(日)支部冬合宿が行われます。上級者は必須科目です。

支部の冬合宿は基本的に一般、壮年、女子の部が中心です。

親睦が一番の目的となり仲間意識や同じ志の者同士意見の交換や分かち合い等

楽しくしかも温泉で心を癒し新たな目標に向かって走り出す事が出来る事でしょう。

是非仲間を誘って参加しましょう。

< 全日本大会を観て思ったこと >

11月5日(土)・6日(日)の2日間、東京体育館に於いて 第48回全日本オープントーナメント

が開催されました。小沼選手は残念ながら怪我の為、棄権となり奥寺選手のみの出場となりました。

1回戦は下段廻しと後蹴りの合わせ1本で勝ち進みましたが2回戦でロシアの(鎌田選手にも勝った事の

ある)コンスタンティン・コバレンコ選手に敗れてしまいました。最近の全日本大会はロシア等の強い

選手がよく出場するので観ている方も怖さに大分慣れた感はあるのですがそれでも優勝候補や

強豪選手と対戦となるとやはり怖いものがあると思います。初日強い選手は2日目を頭に入れて

戦っていると思うので怪我をしない様に殆どの人が戦っていると思います。しかし簡単に倒れてくれる

選手がいます。どうしてこの様な事が起きるのでしょうか?原因は勿論いくつかあります。

その一つに利用可能性ヒューリスティック(心理学)というものがあります。ヒューリスティックは

経験則の意味ですが例えば飛行機と自動車では圧倒的に自動車の方が事故が多いのですが

(台数もかなり多いですけど)飛行機の方が大きなニュースになったり悲惨な状況が媒体を通して

伝えられ飛行機を避けてしまう結果となったりします。空手選手に置き換えてみれば

レチ・クルバノフ選手は戦慄の後廻し蹴りを持っています。数々のKOシーンは目に焼き付いて

いる事でしょう。そうすると逆にビデオで観すぎて本来観るはずの所でなく恐ろしい場面ばかり

頭に残りバイアス(先入観や偏った考え方)が自分の中に起きてしまいます。それ程心理と言う

ものは影響が強いのです。ある意味心理学を学ぶ事も必要かもしれません。

なぜ今の状況になっているのか経験と心理が大事だと言う事に気付くでしょう。

  優 勝   鎌田翔平(東京城西支部)

準優勝  高橋佑汰(東京城北支部)

3位   上田幹雄(横浜支部)

4位   荒田昇毅(千葉県中央支部)

< 森元さんに教えて頂いた事 >

11月20日(日)清水公園体育館にて、昇段・昇級審査が行われました。

一般、少年の部併せて7人の茶帯が10人組手に挑みました。圧巻だったのは我孫子道場の

森元さんで御年68歳。転掌も然る事ながら組手では休む事なく前へ出て立派な戦いぶり

でした。失礼ながらこの年齢でダメージを受けながら最後まで挫ける事なく邁進し続けました。

これだけの運動量は稽古を積んだ証です。実際聞いた話では森元さんは昇段審査に向けて

大分前から計画して稽古を行っていたと言います。最後の週には稽古の日を5日間すべてに

於いて10人組手の練習をせていたそうです。取り組み方が本当に素晴らしく思います。

実際の10人組手の時も観衆からの応援が凄くありました。他の受審者の人もこの日を向えて

取り組んで来たとは思いますが周りから良い事を聞く事はあまりありませんでした。

移動、型と自己満足の世界で本人曰く『出来ました!』組手では体力温存して戦っているにも

関わらず3人目辺りからフラフラしており挙句の果てに皆から手を抜かれてなのにたまに跳んだり

跳ねたり出来る。やっている本人は必死に戦っていると思いますが観衆からは当然応援の声は

全くありません。森元さんとの差は何か!

支部長が言われたのですが『本人の行動心理が低い』つまり『自己限界の設定が低い』という事です。

本当にきつかったら最後の力を振り絞って何か大技を出したとしてその後は殆ど動けません。

つまり『意識革改』が必要だという事です。うる覚えですが何年か前に10メートル先の100万円

と言う本を読んだ読んだ事があるのですが、人が走っていて倒れて『もうダメだ!』と思っても

そこから10メートル先に100万円がありそれを拾ったら貰えるという設定だったら殆どの人は

又、走り出します。そう!限界は自分が決めているのです。普段から『もう無理!』『もう限界!』

その他に稽古に来ているにも関わらず見学して出来る事さえしない等と言ったりしない人はある

意味自分を洗脳し、自己限界の設定を低くしているのと同じだと思います。嘘でも苦しい稽古の

中でポジティブな言葉を出して稽古をすると前向きになるのではないでしょうか!?厳しい事を

言って来ましたが他の皆様にも本当の?黒帯になって貰いたいと切実な思い出で書きました。

批判されたと思わずに前向きに計画をたてて森元さんの様に頑張りましょう。

(私自信にも言い聞かせています)

20161120001

森元さん昇段おめでとうございます