偉業を称える会 2016/09/28

型試合から1週間過ぎてしまいましたが、本日のせんげん台一般部は先日の型試合のお疲れさん会を近くのラーメン屋さんで行いました!

平日にもかかわらず10人程の道場生が集まりみんなでワイワイご飯を食べました。

今回型試合に出場した一般部の人はほとんどが少年部から続けている人達なので、あえて稽古の中で型に時間を割いて練習したり口うるさくピーピー言う事はしませんでした。(本当は少年部に言い過ぎて精神的に疲れ果てて言いたくなかった(^^;; )

そんな状況の中である変化が現れました。今まで少年部から型試合に出続けても1度も予選を通過する事がなかった山本淳平君がけっこう上手くなっていました。聞けば空手の稽古がない日は自宅前にある公園で1人型の練習をしているとの事!稽古が終わった後も居残りで型を練習したり努力の跡が見受けられました。

そしてそんな彼の型を見て、あまり練習に来ていない道場生がショックを受けていました。彼の上達と試合に懸ける熱心さを自分と比べて危機感を感じたのか何人かの人が居残りで練習をするようになりました。

その居残り練習の中に今回一般上級に出た中学1年の村沢そう君もいました。最初の頃ははっきり言って基本的な事も出来ていない、これはヤバいと感じる型でしたがとにかく稽古に来てコツコツと少しずつ型を見直しまた家でも少し練習しているようでした。同じ中学1年の小野澤ゆうご君と一緒になるとよく型を教わっていました。ゆうごも部活や勉強で道場に来る日が少なくなり、村沢そう君に型を教えてあげていると内心  そうの事はほっといてゆうごも自分の練習やれば良いのに‥   と思っていました。すまん、村沢そう(^^;;

そして型試合当日、山本淳平君が悲願の決勝進出を果たしそしてなんと‥  あのどーしょもなかった(これまたスマン)村沢そう君が一般上級の部でなんと決勝進出を果たす、という偉業を成し遂げました(>_<)

ちなみに村沢君をよくコーチしていた小野澤君は見事バランスを崩し予選落ちでした。彼らしいと言えば彼らしい(´Д` ) そしていよいよ決勝が始まると言う時に予選落ちの小野澤君に慰めの言葉でもかけようと探すも見当たらない‥   そうです、彼は決勝に残った村沢君の為に短い休憩時間を使い型を見てあげていました。自分はバランスを崩し予選落ちしたにも関わらず。きっと彼も気落ちしているはずなのに‥   素晴らしい(;_;) 予選は通らなかったけどその気配りはさすが黒帯だと感心しました!

そして村沢君に決勝では何の型をやるのか尋ねると、何と撃砕小をやると言うではありませんか‥   Σ(゚д゚lll)やったことあんの?  自分が心配から、平安4とかにしとけば?と言うと、いやせっかくの機会なんで撃砕小をやります、小野澤ゆうご君にも教えてもらったし‥   と言う男前な言葉。チョット前までの型はブサイクだったくせに(ホントにスマン(^^;; )その言葉を聞いた時に心配から、平安4を‥   とか言った自分を恥じました。余計なお世話で彼の成長の芽を摘んでしまうところでした。過干渉だった、スマンm(_ _)m

たどたどしい撃砕小ではありましたが、あの緊張感の中で最後まで型をやり切りました!素晴らしかった。

山本淳平君も惜しくも入賞はなりませんでしたが、彼の型試合に懸ける熱い想いが周りの人を動かしました!その想いに触発されみんなが居残り練習をやり始めました。道場全体が良い雰囲気になりました(^^)

そして自分はミスで決勝進出はなくなったにも関わらず、人への気配りを誰に言われるでもなく実践していた小野澤ゆうご君も素晴らしかった!あなたの気配りには感動した(^^)

今回の型試合を通じて少年部も一般部の人も多くの学びがあったと思います。それを日常生活にも活かせるようにまたコツコツと頑張ってください。

今回せんげん台から出た中学生以上の人達はこの前の交流試合の時と同じように親に頼らず自分達で電車で来なさい、と話しました。そしてやはり心配だったのか村沢そう君のお母さんが後から会場に駆けつけ、彼の決勝進出を本当に喜んでいた、と言うのを聞きました。良い親孝行ができたな、と彼には話しました。

少年部の時には本当に普通の子だったのに、継続することの大切さを今回の型試合で改めて感じました。

みんな良く頑張りました(`_´)ゞ

写真は好物のあんかけ焼きそばを食べる村沢そう君と餃子を食べる山本淳平君。

せんげん台道場近くの、じょっぴん亭というラーメン屋さん。 ここの店主さんの息子さんが、せんげん台道場オープンした時に1番に入会してくれました。オススメです(^^)

 

いじょ   おしまいimage