最近思うこと 2014/04/13

4月も半分が過ぎてしまいました。新しく入会した子がいたり、中学生が一般部に来たりして何やらバタバタしています(゚o゚;;  入会したばかりの子供や、一般部に出始めた中学生は新たな環境で色々大変でしょうがまずはその環境に慣れる事から始めてもらいたいと思います!

見ていると新しく入会した子供達はまったく教わった事のない基本稽古でも説明しなくてもある程度形になっている事に驚きます。これはやはり一生懸命周りを見て必死について行こうと集中しているからだと思われます。反対にオレンジ帯や長く白帯を締めている子達はもうやることを分かっているので、緊張感が薄れ気を抜いて練習している子も見受けられます。新しく入会した子達のやる気と集中力を感じて、気持ちを新たに頑張ってもらいたいと思います!

一般部に出始めた中学生も体力的には大人の人達には敵わないですが、型や移動稽古などの教わった事を即座にできる頭と心の柔軟性というか対応力では大人の人より秀でている部分があります。中学生達は仕事を終えて道場に来て汗を流す大人の後ろ姿を見て、大人の人達は中学生の技術的な部分を見て、お互いが刺激しあって良い雰囲気を作り出していってもらいたいと願います( ̄^ ̄)ゞ

そして最近指導していて感じるのは、後から入って来た人に帯を追い抜かれても、または組手で下の学年や帯の子にやられても、何とも思わず感じずにケロッとしている。

または稽古の中で、上手く出来ない事がある。失敗してしまう事がある。んで、あ〜ダメだと落ち込む‥

みんな優等生というか大人しいのか、あんまり怒らないのね(ー ー;)  組手でやられた相手に対してまたは帯追い抜かれた人に対して、チクショーあんにゃろ〜という感情を持つ事は良くない事かも知れませんが、相手ではなく自分自身に対しても何にも思わないのか‥   組手でやられてしまった自分、上手く出来なかった自分、そしてただ落ちこんでいるだけの自分。

大切な事はそこからどうするのか?という事だと思います。やられたままで、出来ないままの自分で悔しくないのか?情けなくないのか?自分自身に対してだったらチクショーとかいう感情を向けても全然良いと思うし、むしろ向けるべきだと思います!そのチクショーという感情が自分を突き動かす原動力になるのだと思います( ̄^ ̄)ゞ

だから出来ない事があっても失敗を恐れずにどんどん色々な事に挑戦してもらいたいと思います。そしてまた悔しい思いをして自分を高めて行けば、いつか自分が変わった事が実感出来ると思います。その、いつか、がいつなのかは誰にもわからないし、いつかが来る保証もありませんが、間違いなく言える事は、やらなればなにも変わらない。という事です。その積み重ねによって魂が磨かれていき、生きていく上で必要な強さが身に付くのだと思います。

ただ試合に勝つだけの強さでも、黒帯を取る為の練習でもなく、その先にある人間的な強さを追い求めて日々の稽古に向かって欲しいと思います。

 

いじょ   おしまい