第46回講習会 2017/07/06

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公益財団法人 全日本空手道連盟の講師の指導による第46回目の講習会が7月1日(土)本部直轄代官山道場にて実施された。
15:00からの形(型)講習は糸東流の関根寛和先生の指導で行われ、最初にセイエンチンの部分練習から稽古が開始された。まず四股立ちの移動が行われ、先生から「セイエンチンはしっかり腰を落とした四股立ちがいかにキープできるかがポイントになります」と話があり、四股立ちから前後の下段払いの部分では「前後の動きの中で、頭の高さを変えない、体を上下させない、止まる時はピタッと止まる。前に出る時は軸だけが前に出て体は後ろに、逆に後ろに下がる時は軸だけ後ろで体は前に持っていく意識で行うと動作がしやすくなります」と解説があった。続いて四股立ちで掛け手から上げ突き、裏打ち、下段払いの動きでは「セイエンチンの形には足腰の鍛錬の意味もあり、やりにくい体勢でいかに素早く動くかがこの部分練習のテーマでもあります。そのためにも、ボディバランスを意識することが大切です」との説明があり、部分練習の後はセイエンチン全体を通した形を行った。
次に前回行った3人1組で各グループごとにオリジナルの団体形の分解を披露する稽古に移り、まずグループでセイエンチンの技を取り入れた分解を考える時間が約20分間設けられ、その後に5組に分かれた各グループごとに全員の前で発表してこの日の形講習を終えた。

16:00からの組手講習は土佐誉樹彦先生の指導で、土佐先生の道場から高校生の川又慶太朗選手が指導補佐として参加した。まず2人組で打ち込みの稽古から開始され、最初は刻み突き、次に相手の刻み突きを捌いて中段へ逆突き、続いて相手の刻み突きに対してボクシングのダッキングの要領で潜りながらかわして反撃、最後はダッキングでかわして踏み込む足を相手の後方にかけて足掛けで倒す稽古が行われた。
続いて試合形式の組手稽古が行われ、髙橋佑汰と上田幹雄、また川又選手と彼ら2人、参加者同士など様々な順で組手の手合せが行われ、土佐先生からは「相手の攻撃に対して真っ直ぐ下がらない。下がる時は腰や姿勢は低いままで相手の2打目3打目を捌いたり、円の動きで横に回って相手の攻撃を当てさせない」「試合では副審が取らなければポイントにならないので、4人の副審が認識できるように引き手をしっかり取って残心を示す」等、組手の中で気付いた点の指摘や解説があった。
また組手の中で相手の足を蹴って、即座に上段突きを入れる攻防の際には「人間の脳は2つのことを同時に認識することはできないので、足を蹴って相手の意識を下げてから上段を突く時間の間隔が短ければ短いほど相手は反応しにくくなります。ですから下を蹴った後は、瞬時に上段へ突きを伸ばし、引き手を取ってポイントを取ること」との説明があり、この日の講習会は終了した。

 

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極真会館総本部道場 澤村勇太

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