第30回講習会 2017/03/08

公益財団法人 全日本空手道連盟の講師の指導による第30回目の講習会が2月25日(土)本部直轄代官山道場にて実施された。
15:00からの松濤館流・大竹則雄先生による形(型)講習では、基本稽古では中段突き、前蹴り、前屈立ちで刻み突きから逆突きの二本突きが行われ、大竹先生は「松濤館流は半身と正面の使い分けが大事で、肩や体を回転させるのではなく腰を切るように回転させること」と話され、刻み突きでは半身、逆突きでは正面を向く動作が連動して一挙動でできるように指導された。また、前屈立ちの際の後ろ足の足刀は「外側に開くと次の動作で強い攻撃が出せないので、角度として30度以上は開かない」との説明があった。
基本の後は形講習に移り、最初に慈恩(じおん)の全体を通した稽古、続いて部分ごとに分けて細かい動きをチェックする稽古が行われた。正面・半身、前屈立ち、後屈立ち、騎馬立ちを徹底するように指導があり、大竹先生は「松濤館流はカカトを軸に回転するのが特徴で、これができなければ減点になります。また回転を速くするためには回転する半径を小さくすること」と説明がされた。次に2組に分かれて慈恩の形を披露し、それについて先生が注意する点や競技の際に減点となるポイントについての解説があった。
慈恩の後は観空大も同様に全体稽古と部分稽古が行われ、大竹先生は「競技の際に審判は前屈立ち、後屈立ち、交差立ちなど立ち方の変化を見ます。次に見るのが引き手の位置や横蹴りできちんと蹴上げ(けあげ)ができているかといった点になりますから、その部分は意識して正確に出来るように今後も稽古に励んでください」と話されてこの日の形講習は終了した。
16:00からの横道正明先生の組手講習では、相手の正面からの攻撃に対して、後ろにステップバックして受けて自分の技を返す稽古、次に自分の体を左右に回転させて捌いて技を返す稽古が行われた。横道先生は「相手の攻撃から逃げるのではなく、相手の攻撃をギリギリまで引き付けて受けること。左右に回転する際は、自分の前足を軸にして腰を切るように素早く回転してください」と説明があり、2人組の約束組手では相手の刻み突きに対して、その突きを受けて上段の刻み突きや中段逆突き、蹴り技を返す稽古が入念に繰り返された。最後は試合形式の組手となり、この日に稽古した相手の攻撃を受けて自分の技を返すことを意識した組手稽古が行われ、この日の講習会は終了した。

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3月19日(日)キッズ空手無料体験会

 

極真会館総本部道場 澤村勇太 

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